DIY MUSIC on DESKTOP イベント概要
このプログラムはメイカーの自宅の机の上(デスクトップ)がステージです。この条件の中で、どんなプロジェクト、音楽体験を共有していただけるのか、楽しみにしています。また、このイベントはYouTube Liveで配信を行います
MAKE日本版公式サイトより
オンライン配信での音楽ライブパフォーマンスを
机の上でという、メイカーフェアらしい試み。
necobit のいつものMIDI自動演奏楽器たちも
机の上に乗る大きさではありますが
ここはひとつ、もっとミニマルにやってみよう!
イベント配信動画はコチラ↓再生するとnecobitのパフォーマンスからスタートします。
M5Stackで鳴らす、最大同時発音数 4 の音楽
LEDのMIDI制御
— necobit ねこびっと🤖🎶⚙🎼 (@necobitter) July 21, 2020
🔴CC#1=R🟢#2=G🔵#3=Bの数値設定で再生中に色を変えることができます。
(値は0から127なのでふつうのRGB値とは異なります)
#DIYMUSIC #MFTokyo2020 #今作ってます #MIDI #DTM #電子工作 #LED #照明 #電飾 #lights #DAW #MIDIシーケンサー pic.twitter.com/zu26C45lIA
necobit は、ファミコンで遊んで大きくなった世代です。
同時に4和音しか鳴らすことができない
そんな制約にとらわれず、名曲と言われるものさえ
時代を超えても楽しまれている
ゲーム音楽の元祖!
そんなファミコン8bit仕様の4和音で
みんなだいすき Back to the Future のテーマ曲を
MIDIで打ち込みしました。
オーケストラ編成で演奏されている
原曲の雰囲気を、
4和音でどこまで出せるか。
オーケストラは、同時に4つ以上音が鳴っています。
それをファミコン音楽でどうするかというと…
crazy🤪いただきました #8bit #BTTF 🎶狂気の細かすぎる打ち込みには意味があります。
— necobit ねこびっと🤖🎶⚙🎼 (@necobitter) July 17, 2020
ファミコン風にするには単音トラック×4、つまり同時に4つしか音が鳴らないのですが❗️
音を細かい高速アルペジオにすることで、音が残像化して和音が増えたように聞こえるという…
昔ながらの技。
#MIDI #DTM pic.twitter.com/Ks9RM54bWc
こんなふうに。
様々な工夫で、音楽表現を豊かにするワザがいろいろあります。
DAW/MIDIシーケンサーに入力した
この4和音8bitチップチューンは、
パソコンとM5Stack用MIDIモジュール 2 を
MIDIインターフェイスでつなぎ
necobitが無償で公開している
ファミコン風8bit音源スケッチを使って
ピコピコサウンドをM5Stackから鳴らしました。
先日リニューアルしたばかりの
M5Stack用MIDIモジュール2、
モジュールサイドに
本体と別のアンプとスピーカーを搭載したことで
M5Stackの泣き所だった音質問題を
(ある程度)回避し、
今回のように
イベント向けには3.5mmアウトから
DAそのままの音で
PCやミキサーに取り込めるので
音系としてはかなり使いやすくなったと思います。
ステッピングモーターのMIDI制御
ステッピングモーターで、3Dプリンタ出力のデロリアンを
MIDI制御で音楽に合わせて動かしました。
横移動する動きを、MIDIのノート音程に対応させ
鍵盤を弾く感覚で
位置とタイミングを設定することができます。
✨ステッピングモーターのMIDI制御🎼MIDIの音程位置に合わせて移動する🎵🚗💨できました👨🦲✨
— necobit ねこびっと🤖🎶⚙🎼 (@necobitter) July 16, 2020
寸詰まりデロリアンもカワイイでしょ…
🎶 #DIYMusic on DESKTOP🎶 #MFTokyo2020 お楽しみに‼️😺
#電子工作 #MIDI #MIDIcontrol #DTM #BTTF #computermusic #electronics pic.twitter.com/zVHW5keWDj
今回はMIDIメカニカルシステムへの
新しい要素としての原理試作で、
まだまだ穴だらけなのですが
MIDIを利用して
モーターを制御するところまではできました。
左端を0にして、
右端までのステップ数を実際に動かして測り、
あとはそれの割り算で
音符に応じた場所まで動くように制御しています。
話は逸れますが、
ステッピングモーターの作動音は
猫も興味津々です。
(破壊されないよう注意しながら作業しています)
3Dプリンタ出力そのまんまのデロリアンは
necobit の Lチカバッジ で下から照らして光らせました。
LED照明のMIDI制御
テープ状のLED照明を、MIDI制御で
音楽に合わせて光らせました。
LEDのMIDI制御
— necobit ねこびっと🤖🎶⚙🎼 (@necobitter) July 21, 2020
🔴CC#1=R🟢#2=G🔵#3=Bの数値設定で再生中に色を変えることができます。
(値は0から127なのでふつうのRGB値とは異なります)
#DIYMUSIC #MFTokyo2020 #今作ってます #MIDI #DTM #電子工作 #LED #照明 #電飾 #lights #DAW #MIDIシーケンサー pic.twitter.com/zu26C45lIA
みんな大好きシリアルLED
WS2812B(NeoPixel)。
今回は60個のLEDに音符を割り当てて
該当する場所を光らせるという
シンプルな制御にしています。
MIDI制御で照明コントロールってのは、業界的には過去の話なのですが💡一般人がやるなら分かりやすくて低予算👌
— necobit ねこびっと🤖🎶⚙🎼 (@necobitter) July 19, 2020
#電子工作 もプログラムもわからんさん🤪MIDIシーケンサーの操作だけ覚えれば🆗LEDを音楽に合わせてピカピカできちゃうんです🎵✨
#DIYMusic #MFTokyo2020 #今作ってます #MIDI #DTM pic.twitter.com/e5SC4OwwuH
MIDIノート音程と、LEDの球を対応させたことで
こちらもステッピングモーター同様に
鍵盤を弾く感覚で、どのLEDをどのタイミングで光らせるか
直感的な編集で演出をつくることができます。
ステッピングモーター・照明のMIDI制御基板は、現在開発中です
どちらもひとまず動くところまではできましたが、
基板を作って安定動作…という所まではたどり着かず、
こんななりで大変失礼いたします。
ステッピングモーターについては
ハードとソフト両方、
WS2812Bについては
主にソフトの安定動作と汎用化に
結構な時間がかかりそうな原理試作となりました。
特にWS2812Bの方は、
仮に128個のLED制御だけに絞っても
それぞれにRGB別コントロールをさせると
128x128x128のコンティニュアスなデータが延々流れる..
.それはちょっとやりたくないなーという気もして、
制御方法含めまだまだ考え中です。
ソレノイドのMIDI制御
発売中の、未経験者向けMIDI制御基板
MIDI/USBスイッチトランスレーター MU-4 の
進化版として登場する新商品
MT-4 MIDI to Transistor switch 4 port で
4つのソレノイドを
音楽に合わせて打楽器のようにMIDI制御しました。
あ、なんだかソレノイドって
エンジンのシリンダーとピストンぽいな、と思ったのですが
デロリアンはV6なのに
直列四気筒エンジンになっちゃってます
細かいことを気にしてはいけません。
お気づきの方もいるかもしれませんが
ソレキットなどを動かすために作った
MU-4と共通基板です。
ソレキットは制御も出力も5Vだったので
電源を共有していましたが、
通常のソレノイドも動かせるよう
電源を分離する仕組みを付けておいたのが
ここにきて活きてきました。
こちらはMT-4として、
MU-4とは別のラインナップで販売していこうと思います。
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楽曲を含めたすべてのMIDI制御は、
同じDAW/MIDIシーケンサー上で管理できます。
微妙なタイミング合わせなども
同じ画面で編集できるため、細かな表現が作りやすくなります。
DAW/MIDIシーケンサーでMIDI制御を編集できることの利点
8bitの音楽も、デロリアンも、
光も、なんだかエンジンぽいソレノイドも
ひとつのデータを走らせるだけ。
これ以上のメリットがあるでしょうか、いや、無い。
MIDIメカニカルシステムは
ながらくスイッチ制御のMD-16と、
サーボ系PWM制御のMP-8の
2種類を柱としてやってきましたが、
今回ステッピングモーターと
WS2812Bが加わったことで、
より表現の幅が広がったと思っています。
机上サイズの全MIDI制御
「M5Stack x MIDIメカニカルシステム」
とコンセプトづけて作り始めてみたものの、
なかなか面白くなるイメージが出来ず
かなり難儀しました。
転機が訪れたのは
ステッピングモーターの上に
デロリアンを載せてみた時。
「あ、これは行ける」
これをいい感じに見せるイメージが湧きました。
とはいえ、カワヅの方はメカ部の制作で精一杯で、
今回は特に二人がかりでなければ間に合わなかったと思います。
(注:今回のチップチューン編曲、LED・ソレノイド・ステッピングモーター演出すべてのMIDI打ち込みは、カワヅじゃない方のねこびっとが全て行っています)
今までMIDIメカニカルシステムのデモと言えば
自動演奏化した「楽器」だったわけですが、
今回は「演出制御」をメインにしてみました。
特にステッピングモーターは
細やかな制御が可能なので、
こういうミニチュアステージにもってこいです。
今後はこういった
楽器ではないものもを音楽に合わせて動かす作例も
増やしていきたいと思います。
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