「DIY MUSIC on DESKTOP」全MIDI制御の机上ライトショーをしました

DIY MUSIC on DESKTOP イベント概要

このプログラムはメイカーの自宅の机の上(デスクトップ)がステージです。この条件の中で、どんなプロジェクト、音楽体験を共有していただけるのか、楽しみにしています。また、このイベントはYouTube Liveで配信を行います

MAKE日本版公式サイトより

オンライン配信での音楽ライブパフォーマンスを
机の上でという、メイカーフェアらしい試み。

necobit のいつものMIDI自動演奏楽器たち
机の上に乗る大きさではありますが
ここはひとつ、もっとミニマルにやってみよう!

イベント配信動画はコチラ↓再生するとnecobitのパフォーマンスからスタートします。

MAKE日本版公式YouTubeチャンネルによる配信動画

M5Stackで鳴らす、最大同時発音数 4 の音楽

necobit は、ファミコンで遊んで大きくなった世代です。
同時に4和音しか鳴らすことができない
そんな制約にとらわれず、名曲と言われるものさえ
時代を超えても楽しまれている
ゲーム音楽の元祖!

そんなファミコン8bit仕様の4和音で
みんなだいすき Back to the Future のテーマ曲を
MIDIで打ち込みしました。

オーケストラ編成で演奏されている
原曲の雰囲気を、
4和音でどこまで出せるか。

オーケストラは、同時に4つ以上音が鳴っています。
それをファミコン音楽でどうするかというと…

こんなふうに。
様々な工夫で、音楽表現を豊かにするワザがいろいろあります。

DAW/MIDIシーケンサーに入力した
この4和音8bitチップチューンは、
パソコンとM5Stack用MIDIモジュール 2 を
MIDIインターフェイスでつなぎ

M5Stack用MIDIモジュール 2 詳しくは→ コチラ

necobitが無償で公開している
ファミコン風8bit音源スケッチを使って
ピコピコサウンドをM5Stackから鳴らしました。

先日リニューアルしたばかりの
M5Stack用MIDIモジュール2
モジュールサイドに
本体と別のアンプとスピーカーを搭載したことで
M5Stackの泣き所だった音質問題を
(ある程度)回避し、
今回のように
イベント向けには3.5mmアウトから
DAそのままの音で
PCやミキサーに取り込めるので
音系としてはかなり使いやすくなったと思います。

ステッピングモーターのMIDI制御

ステッピングモーターで、3Dプリンタ出力のデロリアンを
MIDI制御で音楽に合わせて動かしました。

横移動する動きを、MIDIのノート音程に対応させ
鍵盤を弾く感覚で
位置とタイミングを設定することができます。

今回はMIDIメカニカルシステムへの
新しい要素としての原理試作で、
まだまだ穴だらけなのですが
MIDIを利用して
モーターを制御するところまではできました。
左端を0にして、
右端までのステップ数を実際に動かして測り、
あとはそれの割り算で
音符に応じた場所まで動くように制御しています。

話は逸れますが、
ステッピングモーターの作動音は
猫も興味津々です。
(破壊されないよう注意しながら作業しています)

咄嗟に撮ったので指が入りました。

3Dプリンタ出力そのまんまのデロリアンは
necobit の Lチカバッジ で下から照らして光らせました。

Lチカバッジ 詳しくは → コチラ
下からLチカバッジで照らした様子(パフォーマンス配信動画より)

LED照明のMIDI制御

テープ状のLED照明を、MIDI制御で
音楽に合わせて光らせました。

みんな大好きシリアルLED
WS2812B(NeoPixel)。

今回は60個のLEDに音符を割り当てて
該当する場所を光らせるという
シンプルな制御にしています。

MIDIノート音程と、LEDの球を対応させたことで
こちらもステッピングモーター同様に
鍵盤を弾く感覚で、どのLEDをどのタイミングで光らせるか
直感的な編集で演出をつくることができます。

ステッピングモーター・照明のMIDI制御基板は、現在開発中です

2020年7月現在の様子

どちらもひとまず動くところまではできましたが、
基板を作って安定動作…という所まではたどり着かず、
こんななりで大変失礼いたします。

ステッピングモーターについては
ハードとソフト両方、
WS2812Bについては
主にソフトの安定動作と汎用化に
結構な時間がかかりそうな原理試作となりました。

特にWS2812Bの方は、
仮に128個のLED制御だけに絞っても
それぞれにRGB別コントロールをさせると
128x128x128のコンティニュアスなデータが延々流れる..
.それはちょっとやりたくないなーという気もして、
制御方法含めまだまだ考え中です。

ソレノイドのMIDI制御

発売中の、未経験者向けMIDI制御基板
MIDI/USBスイッチトランスレーター MU-4
進化版として登場する新商品
MT-4 MIDI to Transistor switch 4 port
4つのソレノイドを
音楽に合わせて打楽器のようにMIDI制御しました。

あ、なんだかソレノイドって
エンジンのシリンダーとピストンぽいな、と思ったのですが
デロリアンはV6なのに
直列四気筒エンジンになっちゃってます
細かいことを気にしてはいけません。

お気づきの方もいるかもしれませんが
ソレキットなどを動かすために作った
MU-4と共通基板です。

ソレキットは制御も出力も5Vだったので
電源を共有していましたが、
通常のソレノイドも動かせるよう
電源を分離する仕組みを付けておいたのが
ここにきて活きてきました。

こちらはMT-4として、
MU-4とは別のラインナップで販売していこうと思います。
(→ ご購入はコチラ)

楽曲を含めたすべてのMIDI制御は、
同じDAW/MIDIシーケンサー上で管理できます。

https://twitter.com/necobitter/status/1285844787195592704

微妙なタイミング合わせなども
同じ画面で編集できるため、細かな表現が作りやすくなります。

すべてのMIDI制御をひとつのDAW上で行っています

DAW/MIDIシーケンサーでMIDI制御を編集できることの利点

8bitの音楽も、デロリアンも、
光も、なんだかエンジンぽいソレノイドも
ひとつのデータを走らせるだけ。

これ以上のメリットがあるでしょうか、いや、無い。

MIDIメカニカルシステムは
ながらくスイッチ制御のMD-16と、
サーボ系PWM制御のMP-8の
2種類を柱としてやってきましたが、

今回ステッピングモーターと
WS2812Bが加わったことで、
より表現の幅が広がったと思っています。

机上サイズの全MIDI制御

ステージ全景

「M5Stack x MIDIメカニカルシステム」
とコンセプトづけて作り始めてみたものの、
なかなか面白くなるイメージが出来ず
かなり難儀しました。

転機が訪れたのは
ステッピングモーターの上に
デロリアンを載せてみた時。

「あ、これは行ける」
これをいい感じに見せるイメージが湧きました。

とはいえ、カワヅの方はメカ部の制作で精一杯で、
今回は特に二人がかりでなければ間に合わなかったと思います。

(注:今回のチップチューン編曲、LED・ソレノイド・ステッピングモーター演出すべてのMIDI打ち込みは、カワヅじゃない方のねこびっとが全て行っています)

猫とのサイズ比較

今までMIDIメカニカルシステムのデモと言えば
自動演奏化した「楽器」だったわけですが、

今回は「演出制御」をメインにしてみました。

特にステッピングモーターは
細やかな制御が可能なので、
こういうミニチュアステージにもってこいです。

今後はこういった
楽器ではないものもを音楽に合わせて動かす作例も
増やしていきたいと思います。

MT-4 MIDI to Transistor switch 4 port ご購入はコチラ

BASE(ベイス)

BASEで購入する Buy Now necobit電子BASEショップで買う→ ¥3,200 MT-4/MIDI to Transistor switch 4port
(別ウインドウでBASEショップページへ移動します。移動先のカートに入れるボタンをクリックして決済手続きへお進みください)

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