つくった展とは
“ものづくり”をする個人・グループが、その作品を展示するこのイベント。
つくった展公式サイトより
作品の展示だけでなく、その製作者によるミニプレゼンがあり、ライブコーディングあり、ただ見るだけでなく出展者と参加者、そしてこのイベントで出会う全ての参加者が、垣根を超えて交流する
2019年8月9日(金)
於:オープンコラボレーションスペース「LODGE」
出展準備
展示イベントとしては珍しく?
午後18:30からのスタート。
…それが今回、necobitにとって大いなる幸いとなりました…
朝からじゃなくてよかった…
2日前
ひたすら組み立ててるよ pic.twitter.com/xMtGYGsf9C
— カワヅ (@necobut) August 6, 2019
なんとか可動部品の組み立て完了。寝る〜。 pic.twitter.com/UZFSM7Q7n8
— カワヅ (@necobut) August 6, 2019
ソレノイドは、タカハ機工 製の CA08370360を使用。
外装のアクリルカットは、だんだんさん(@dandan001)に依頼。
使ったソレノイドはこちら、タカハのCA08370360です。中華ソレノイドと比べ可動部分の精度が段違いに高いのでとてもお勧めできます。横幅が鍵盤より広いので配置が大変でしたが、非常に安定して動きました。 https://t.co/lXehDDpE2s
— カワヅ (@necobut) August 10, 2019
前夜
昨夜は組み立て地獄だったので今夜は配線地獄です。圧着端子を置いた場所を思い出すところから始めます。 https://t.co/jaGzmaCLyu
— カワヅ (@necobut) August 6, 2019
おおっ、配線したらいい感じに! pic.twitter.com/XXwf63aUSy
— カワヅ (@necobut) August 7, 2019
当日朝
ぬわあああああんなんか黒鍵がうまく押せないやっぱ並んでるのがダメなのか…と思ってたんだけど電源の電圧アジャスター絞ってて下がってるだけだったよう!とりあえず鍵盤は動いた!寝る! pic.twitter.com/hHKhD0zqUl
— カワヅ (@necobut) August 8, 2019
当日昼
自動演奏鍵盤ハーモニカ、演奏できたぞーーーーー!!!! pic.twitter.com/aSrWDvQ2hz
— カワヅ (@necobut) August 9, 2019
しかしこの風圧だと早いパッセージしながらクレッシェンドしていくのは厳しいな。ファンをうまく制御する様にデータ作り込まないとだ。とりあえず、あと30分くらいはそれに時間を当てよう。
— カワヅ (@necobut) August 9, 2019
なるほど…和音出した時に必要な圧が上がるからそれを意識してエクスプレッションの打ち込みしないといけないんだな。
— カワヅ (@necobut) August 9, 2019
作った展 当日の昼に、
はじめて音を鳴らした出展作品。
曲は1週間ほど前にMIDIデータ打ち込み完了していたのですが
楽器の挙動に無理が出ない演奏になるように
曲のテンポをゆっくりにしたり、
エクスプレッション(送風ファンの強弱)データを変更したり、
出来立てホヤホヤの楽器が少しでも完成形となるよう
猛スピードで調整…。
自作のMIDI制御基板「MIDIメカニカルシステム」を使い
送風ファンの風圧(強弱)もコントロールできるのが特徴です。
(詳しい説明はコチラ→ MIDIメカニカルシステム作例 自動演奏鍵盤ハーモニカ)
そして当日夕方 つくった展 2019 開催
#つくった展 始まるゾーーー‼️
— necobit(ねこびっと)🤖🎶⚙🎼 (@necobitter) August 9, 2019
タカハ機工さん @takahakiko のソレノイドを見せる配置にしたかったので、鍵盤がカタカタ動いてる様子は🎹👀上からのぞいてご覧くださいマセ❣️
MIDIメカニカルシステムの使い道は自動演奏楽器だけじゃないヨ👨🦲詳しくは黄色いハゲまで🗣 pic.twitter.com/RBBenDsMYU
つくった展 necobit(ねこびっと)展示ブースはこんな感じ。
このMIDI鍵盤ハーモニカは
とんでもない風圧なので
人間が吹いて演奏するよりも
はるかに大きな音を出す
爆音楽器になりました。
会場に配慮して
全体的に出力を少々落とした、
本来のパワーを発揮してない
控えめ鳴り演奏での展示。
…でしたが
会場を訪れた皆さんから、Twitterで見かけてくれた皆さんから、
たくさんのご好評をいただけて正直驚きました。
「音色がいい」というお声が多かったです。
兄弟親戚?で使いまわしたらしい(裏面にマジックで名前が複数あった)
激安中古の鍵盤ハーモニカも
さぞかし喜んだことでしょう…。
また、打鍵音(カタカタカチャカチャ)については
「味があってそこがいい」
「静音化したほうがいい」
と、2つに割れた感じでご意見いただきました。
この点については
楽器の演奏する音を極力邪魔しない方向か
メカ的な見た目や動きも楽しめる方向か
どちらを目指すかで決まってくるので
じっくり検討したいと思います。
MIDI制御🎹鍵ハモの、ウワサの紆余曲折ファン🌀の話💬デスヨ。 #つくった展
— necobit(ねこびっと)🤖🎶⚙🎼 (@necobitter) August 9, 2019
ファンは鍵ハモつまりピアニカの裏でふぉんふぉん言ってマス。覗き込んで見てネ👀
はるかぜポポポさん @N3uuSp3ak ありがとうございますッッ https://t.co/jOrXuxIJs8
制作途中で参加したNT金沢で
それはもう素晴らしく完成された
ネズミさん(@nezumi_tech)の
ハモロンという
自動演奏鍵盤ハーモニカを見て
打ちひしがれたりもしたけれど、
こういうのはめげずに最後まで作るのが大切なのです。
そして多くのヒントやアドバイスをいただいた
秋田先生(@akita11)、明和電機 土佐正道 会長(@MasamichiTosa)、R-Monolabさん(@r_mono_lab)、はるかぜポポポさん(@N3uuSp3ak)、だんだんさん(@dandan001)他…
以前に作った自動演奏グロッケンの応用で
すぐにできると思ったら大間違いでした。
みなさんありがとうございました!!!
MIDI自動演奏 鍵盤ハーモニカについて
簡単な説明をしますと…
PCでMIDIシーケンサー(DAWでもDominoみたいなやつでもおk)からMIDI I/F UM-ONE mk2 https://t.co/USXDkAbmNn (アフィリエイト) を通してMIDI受信とモジュールへの分配をするMIDI THRUBOX miniへ繋ぎます https://t.co/T6PCmVyhmj
— カワヅ (@necobut) August 10, 2019
鍵盤動作はMIDIをスイッチ信号に変換するMD-16 https://t.co/mwrjjKvpk1 に繋ぎます。1枚16アウトなので2枚使います。DIPスイッチで受信するMIDI CH、ノートを使うかCCを使うか、ノートナンバーいくつからスタートさせるかを設定できます。
— カワヅ (@necobut) August 10, 2019
そのあと、それノイドを駆動させるためのドライバモジュールのDT-8に接続します。1ポートにつき24V1Aまで、合計8Aまでいけます。今回は12Vを流しています。これにソレノイドを接続して鍵盤を抑えさせる機構を動かしました。 https://t.co/KDi2duRtBj
— カワヅ (@necobut) August 10, 2019
ファンは3Dプリントした本体、動力にはRCブレシレスモーター https://t.co/crC75MaAwa (アフィリエイト)を使いました。
— カワヅ (@necobut) August 10, 2019
もともとリポ7.2Vで動かすやつをどうやって固定電源で動かすのか相当迷いましたが、5V60A https://t.co/t56JK4rueW (アフィリエイト)の電源を目一杯アジャスター上げて5.6V出力させたらなんとか起動しました。
— カワヅ (@necobut) August 10, 2019
モーターはこのカード https://t.co/2xetAxTEIQ (アフィリエイト)を使って電源のカットオフを0Vにしました。そうしないと電流吸われて電圧が下がった瞬間に保護モード?みたいになって回転数が落ちます。
— カワヅ (@necobut) August 10, 2019
で、ファンコントロールはMIDIをサーボ系PWMに変換するMP-8 https://t.co/xBuGK3lyJB を使いました。これはポートごとに上限下限を設定できるので、ファンの最大回転数等もろもろ設定できます。もともとサーボ用に作った基板ですが、ファンコントロールもバッチリでした。
— カワヅ (@necobut) August 10, 2019
とまあ電気的にはそんな感じですが、筐体やファンの制作に一番時間がかかったのは言うまでもありません。フレームや樹脂系の部分、ファンなどが安定して出せるようになったらキット化もしたい、割と遠い道のりですしそもそもまだ要改善ポイントがたくさんあります。
— カワヅ (@necobut) August 10, 2019
簡単な解説は以上ですが
(ツイートにつき誤字が多いのはご了承ください)
動画と文章で、もっと詳しく説明したものもありますので
ご興味ある方はぜひコチラもお読みください。
→ MIDIメカニカルシステム作例 自動演奏鍵盤ハーモニカ
つくった展からおよそ1ヶ月後、
きちんと調整をしなおして
自動演奏を撮った動画も↓ご覧ください。
YouTubeでみる→ 自動演奏鍵盤ハーモニカ MIDIメカニカルシステム作例
ライブリフロー
当日朝にやっと出来た展示をするだけではなく
つくった展では
出展者によるプレゼンやライブコーディングなども行われます。
necobitは今回、ヒートガンを使ったリフローを実演しました。
作業をしながら、同時にその説明をしゃべる
…ということをしたのですが
事前にリハーサルしたわけでもなく
原稿を用意して覚えてきたわけもなく
その場で
脳内から出てくる言葉を
アドリブ自動再生した喋りで
見る人にわかってもらえたのか不安です。
ただ
電子工作している人でも
ハンダ付け作業をリフローで行う人は
意外と少数派なようで
興味深く見てもらえてよかったです。
昨日のライブリフローを見た人へ 最初に喋った通り、ヒートガンでのリフローは割と特殊なやり方なので、できればホットプレートとかトースターとかできれば中華リフロー炉とかを使いましょう。ヒートガンは温度が安定しないのでつまずくと割とぶっ壊したり樹脂溶かしたりします。
— カワヅ (@necobut) August 10, 2019
昨日の #つくった展 の締め、@necobutさんのヒートガンを使ったライブリフロー。 pic.twitter.com/w7yjNS98eL
— ちーきく Kiku 野良ハック本販売中 (@bywaysideway) August 9, 2019
その他の展示
出展とライブリフローで目一杯すぎて
他の展示の写真を撮る余裕がまったくありませんでした………。
今日唯一取ってた映像が意味わからなすぎる #つくった展 pic.twitter.com/4r6MCep0VI
— カワヅ (@necobut) August 9, 2019
Twitterで「つくった展」とキーワード検索すると
当日の会場の様子、展示品などがたくさん出てきますので
ぜひご覧になってください。
まとめ
Maker Faire Tokyo 2019の
翌週に開催されたこともあってか、
メイカー熱気の高いイベントでした。
「つくった展は展示物のレベルが高い」とのお声も聞き
(自分の展示の完成度に反省しつつ)
小規模・短時間開催ながら
かなり内容の濃いものだったと思います。
それと、
展示とともに自作製品の販売もしていました。
ふだん通販か委託販売なので
こうして
直接お客さんと
展示についてや、製作についての会話をしながら
商品を買っていただくのは
とても嬉しいものです。
ミクミンPさん @ksasao necobitブースにイラッシャイマセ〜‼️今年の新作🆕かんたんMIDIスイッチ基板🙌お買い上げありがとうございますッッッ❣️ウ✨レ⭐️シ🌟イ🎶
— necobit(ねこびっと)🤖🎶⚙🎼 (@necobitter) August 9, 2019
#つくった展 開催中🤖 pic.twitter.com/TiDVkjkpLN
ご来場のみなさま、製品お買い上げくださったみなさま
そしてSNSでご覧くださったみなさま
ありがとうございました!
昨夜 #つくった展 にお越しの皆様、ツイート見てくれた皆様、ありがとうございました‼️
— necobit(ねこびっと)🤖🎶⚙🎼 (@necobitter) August 9, 2019
自作MIDI鍵ハモの反響に驚きつつ、完成度の至らなさに反省デス。
本来の🎹元気な子象みたいな音色がバリバリ鳴る(けど壊れない)曲を今後お聞かせできるよう研究して参りマス🤖🧠🎶
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つくった展 2019での
necobit出展作品
MIDI自動演奏 鍵盤ハーモニカ に使用した
MIDI制御基板「MIDIメカニカルシステム」は
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