チュートリアルが終わったので、
いよいよ自分で作りたいものを設計してみよう。
近頃はMIDIもUSB-MIDI対応が殆どになってきて、
DIN5ピンのMIDIコネクターも少なくなってきたが、
ちょっとやりたいことがあるのでMIDI関係の色々を
作っていくことにする。
まずはMIDI THRUBOXというもの。
受け取ったMIDI信号を複数のMIDIコネクターへ分配する。
これによって一つのMIDIデータから複数の機器の制御が可能になる。
昔は色々なメーカーから出ていたけど今は一部の外国メーカーが
作るのみになっている。
まずはポチポチ回路図に部品を置いていく。
そして一つの壁、速いフォトカプラがライブラリにない
…!
と思ったら6N136があったのでこれを使うことにする。
配線もゴリゴリ進める。
しかしDIN5ピンの記号のピン配置が実際の配置とは違うのが
気になるなぁ…。
と思いつつ作業途中でKiCadのバージョンを上げたら
正しいピン配列になっていた。ラッキー。(でも配線やりなおし)
回路図ができたら基板の設計。
そして外形寸法を小さく見積もりすぎて
部品が全く納まらないという事態。
このDIN 5ピンのコネクタは
こちらのものを利用させてもらった。
後ろ側の形がちょっと違うけど
ピンの間隔はピッタリだった。
配線、これがチュートリアルの時と違って
参考にできるものがない…
で、時間がかかるかと思ったら
参考にするものがないとある意味自分で好き勝手に
線をひっぱればいいわけで、むしろ早く終わった。
GNDベタを製作。
浮き島(ベタパターンが独立してしまう)や
半島(出口が片方しかないパターン)はノイズ源になる、
と各所に書いてあったので特に疑うこともなく
そうなる部分はベタパターンをカットする。
そしてこれもノイズ対策らしいGNDビア打ち作業。
このビアはGNDベタ上でもGNDの配線から引っ張ってこないと
GNDビアとは扱われずにGNDベタからはくり抜かれた
独立ビアになってしまうので要注意。
ガーバーデータをプリントして実際の部品を置いてみる。
ターミナルブロック(左上)のサイズが違ったので修正。
そしていよいよプリント基板の発注の段階。
初回なので国内で仲介をしてくれるスイッチサイエンスPCBを利用。
しようとしたらドリルデータは一つしかいれられないらしく、
スルーホールとノンスルーホールのデータを
どうやって統合したらいいのだろうか。
と思ったら作業途中でアップデートした4.01では
ドリルファイルを1つで書き出す設定ができていた。
そして発注!
スイッチサイエンスPCBは発注する時にこういう
簡易プレビューを出してくれるのでちょっと安心できた。
あとは製造を待つのみ。
これを発注したのが1月の下旬で、ちょうど中国の
旧正月(みんな休む)ちょっと前になるので
ひょっとしたら大分時間がかかるかも…なんて
思いながら発注した。
次回、
「えっもうできたの!?はやくこいこいプリント基板」
お楽しみに。
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