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輪針でコーヒーミルク帽子

はじめまして平編みマフラー
リリアン系編み機のアンデミルミルで帽子ときまして、
輪針本来の「輪っかに編む」をやってみよー!
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カールーデーラー(火山の活動によってできた大きな凹地のこと。 Wikipediaより

やったことないと、変に敷居が高く感じるものでして
ここまで編めてもまだ
大丈夫かコレは帽子になるのか!?
そんな気持ちに押されないようにしながら手を動かします。

編み地は、一目ゴム編み。
表編み・裏編み・表・裏…と交互に繰り返して
伸縮性のある畝模様になるそうな。

ところで

編み物って、上に積み上げていく

まさかの衝撃の事実(個人的に)
いや、編み棒の下にできていくから
なんとなく出来上がり図の上から編んでるのかと…思ってまして…

等身大レゴブロックで、塀の囲みを作るところを想像します。

  • 時計回りの一方通行で、後戻り禁止
  • 一歩につき1ブロックを1個しか置けない
  • 頭上に色別のブロック供給パイプがあるが、自分より前方にあるパイプを引き戻すの禁止

てなルールで、
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ぐるぐると螺旋階段状に積み上げていく。

10コ連続でミルク色を置いたあと
コーヒー色でずーっとスタート地点まで置いて、
前の段のミルク色の10コの上もコーヒー色にしたら
その次の10コをミルク色にすると
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しましま、ではなく渦巻き模様ができる。

などと分かってきたら
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調子に乗っちゃって
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毛糸の数が(つまり供給パイプが)
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増えて
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増えて
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コーヒーがカフェオレ色になっていく!
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それはミルクを入れたからよ!

帽子のてっぺんを
上から見たコーヒーカップの中心として。

ぐる〜っと渦巻くミルクに見えるのでしょうか。

その前に、帽子のカタチに仕上げねばなりません。

減らし目をする・輪針2本で小さな径を編む

専門用語みたいなものが出ると
またムダに億劫な気持ちになりがちですが
やってみるとわかる。感が、編み物はデカい。

目を減らすというのは
十角形が五角形になるみたいなもんで(いいのかな)

しかし
編み棒にかかってる編み目を
いきなり外したらそこからほどけてしまうので
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左上二目一度(という編み方)。
二つの目を一度に編んで、編めた目の状態は左側が上になる(でいいのかな)。

どこぞの外資系コーヒー店の注文に似てなくもないw
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などと思いながら1周し、編み目の数は半分に減りました。

さらに同様にもう1周。
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編み目の数は半分の半分に減りました。
当然、輪針の直径は小さくなってくれないのでキツキツです。

そんなあなたに便利ワザ。
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編み目の半分を、同じ太さのもう1本の別の輪針に移して
編み棒は2種類だけど
全体のひとつの輪っか、螺旋に回る方向は同じで
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元の輪針よりも小さい直径が編めちゃうと。便利!

待ち状態の方の輪針は、ぶらーんと垂れてるけど
両端とも針先になってる編み棒で三角とか四角を作って編む
あの方法に比べたら、安全性がべらぼうに高そうなので
とっても助かります。

盛り上がった猫らは、どこから飛び出して突っ込んでくるかわからんので…

さあ半分の半分の半分になりました。
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ここまで減らしたらもう宜しかろう
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リリアンの終わりと同じように
編んでいた糸を長めに残して切って、全ての編み目に通して
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きゅーーーっと。しぼる!

アンデミルミルの帽子と違って、
目を減らして直径を小さくしてから絞るので
絞りきれずに穴になる事態も少なめ、てっぺんの仕上がりもよりキレイと。

で、裏返しにして
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途中で追加した糸の端っこや、色替えで横に渡った糸の邪魔そうな部分を
(適当に目立たないようにくぐらせたり絡めたりして)糸始末。

帽子の裾の折り返し部分も
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最初がなんだかユルかったのか、ひらひらした感じだったので
折り返し固定で、コーヒー色の余り糸で縫い留めました。

おまけにちょっと小洒落て
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カカオにオレンジ!あんこに柚子!豆と柑橘の相性たるや………( º﹃º` )

それはともかく
完成なんだぜ!
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ポンデライオンにはちょいと大きすぎたので
木のカゴみたいなものにかぶせてみました。
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横から見ると、ボーダーというかしましまというか
そんなところですが…
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上から見ると、ぐるぐる渦巻き〜〜〜
行き当たりばったりに編みながら模様作ったわりには
概ね思い通りになって満足です。

それと、マフラーの時
手と糸の加減が不安定すぎて、ユルすぎたりキツすぎたり…
できるだけ編み地の均一さを心がけるのも今回の目標でした。
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ぽーんと置いてあるのを遠目で見た感じがこんななので
まあこれも概ね満足。

参考文献など

帽子の編み方、主に最後のてっぺん減らし目については
初めての帽子 – ワッチキャップの編み方|たた&たた夫の編物入門
こちらのサイトを参考にしました。

輪針の便利ワザについては

【送料無料】輪針でニット [ 林ことみ ]

【送料無料】輪針でニット [ 林ことみ ]
価格:1,575円(税込、送料込)

こちらの書籍を参考にしました。
完全初心者の段階では、作品それぞれの編み方の説明が
写真と図と文章で説明されているにも関わらず
まるで何言ってるか分かりませんw でした正直なところw

しかし単純な編み方でも編むことそのものに慣れて
針が糸をどう操作するか分かってくると…、
「なるほどなーんだそういうことかー」
読んで納得。気楽に取りかかれるようになるもので。

ピンクの輪針は

ハマナカの猫キャラ。マナちゃん印の輪針。

2本目の輪針はダイソー輪針。
100均だからといって編みにくいほどでもなく
しかしかと言って、
お子様向けとはあなどれない、あんしんわばりの
適度な弾力性が!いかにさりげなく柔軟に
編みやすさとして効いていたかが
逆によく分かりました。いやー使いやすい。

てなわけで、猫にも安心。
ただしコード部分を噛みちぎられないように注意!
輪針で編み物、第2号でした〜


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コメント

“輪針でコーヒーミルク帽子” への2件のフィードバック

  1. […] 先に早い話をしますと… こないだ作った棒針編みの帽子と 色替えの仕方が同じなわけです。 […]

  2. […] 第2号の帽子は、初めから 輪編みで筒状に作っていきましたが コレは違って… 筒状ではなく平らな編み地を、 平行四辺形に編む。 […]

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