iMac(2011mid)のシステムをUSB2.0外付けSSDに

思った以上に普通。ベンチマークも普通。

iMacの泣き所と言えばストレージデバイスの追加or交換。
本体には2.5インチディスクが入るスペースがあるくせに、
自分で追加する為にはディスプレイカバーを外し、
液晶パネルを外し、ロジックボードを浮かせなければならないという。
しかもそれをやるとメーカー保証が消滅。

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というわけで、普通の人は何かしらの外付けディスクで拡張する。
iMacの場合、選べるポートは
Thunderbolt,FW800(Firewire800,IEEE1394),USB2.0の3種類。

1,Thunderbolt

メリット
とにかく速い。内蔵ディスク以上のスピードが出せる。

デメリット
2012年初頭現在、一般向けのディスクで
販売されているのはLacieのみ。
http://www.lacie.jp/external/lch-lb/index.html
まだほとんど普及していないので、非常に値段が高い。

HDDに5万は圧倒的なコストパフォーマンスの悪さ。

2,FW800(Firewire800,IEEE1394)

メリット
USB2.0より結構速い転送速度

デメリット
普及している数がUSBに比べかなり少ないので、
対応製品が少ない。
そしてその値段もやや高い。
ただThunderboltより全然現実的な値段。

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3,USB2.0

メリット
圧倒的な普及により値段が安い

デメリット
転送速度が遅い。Thunderboltとは比べるまでもなく、
Firewire800と比べても半分以下のスピード。

という感じで、順当にFirewireで手を打ちたいところだが、
iMacに一つだけついているFirewireポートはすでに
828mk2とPowercoreがデイジーチェーンされている。
しかもFirewire400だ。

消去法で残ったのがUSB2.0。
で、将来Thunderboltのケースとかが出たら
入れ替えれば超スピードの環境に…?
という淡い期待を抱いてSSDにしてみようと思う。

どうせUSBなんだからスペックの微々たる差は
関係ないだろう、ということで一番安いA-DATAのやつを選ぶ。
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なぜかドスパラでだけケース付きで売っていた。
USB3.0だけど、2.0の後方互換だそうなので、これを購入。

帰って早速Lionをインストールして移行アシスタントで
設定等丸ごと移行。んー、スムーズ。

アクセス自体は超速いSSDとその情報の流れが
追いつかないUSB2.0。1日使ってみての体感速度は、
ものすごく普通。
内蔵のディスクをSSDに変えた人は
「もうHDDに戻れない…」なんてコメントの人が多いけど、
いや、いつでもHDDに戻れます。
かといって遅すぎて使えないなんて事もなくて、
ほとんど体感速度は変わらない感じ。

せっかくなので数値で見てみようと、
Xbenchを使ってベンチマーク比較。

ベンチ比較
(画像はクリックで拡大)

左上、iMac内蔵HDD
右上、USB2.0接続のHDD
左下、USB2.0のSSD(買ってきたやつ)

シーケンシャルアクセスは内蔵ディスクが圧倒的だけど、
これは通常使用ではほとんど使われないので気にしない。

ランダムアクセスの4kの方はUSB2.0接続でもSSDがダントツで、
ランダムアクセス256kに関してはUSB2.0の限界らしく、
内蔵の方がかなり速いという結果に。

4k blockと256k blockサイズのデータのやり取りが
どのくらいの頻度でそれぞれ発生しているのかは
わからないけど、使用している感じは、本当に普通。
これならシステムをこれで稼働して、
データを内蔵HDDにしてしまえばアクセスが分散させられる。

DAWでソフトシンセを使った場合、
一つ一つの音は、アタック部分だけメモリに読み込んで、
後はHDDからストリーミングされて発音しているので、
ものすごく細かく大量のデータが流れる。
それに加えてトラックに録音した何十トラックのデータを
再生しながら録音しながらとなると、HDD1台じゃ難しそう…?
というのが外付けディスク導入の理由なので、それはクリアできそう。

後は書類関係を今までと同じように使う為にちょっと細工してみよう。
続き→

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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