リード90、ああ、勘違い -圧縮漏れ?-

リード90、ピストンリング交換!の続き。

ああ、勘違い編

交換するものは全て交換したので、
後は元に戻すだけだ!

つーわけで、エンジンカバーをつけ、マフラーをつけ、
そこで一旦始動確認。

ブパパパパパパ

よしよし、ちゃんとかかりますな。

ん?何か風みたいなのが。

20080312lead1.jpg

何か、一番左の矢印辺りから「ふぁーっ」って風が来る。

つことは、つまり?

ボルトがしっかり締まってなくて燃焼室に隙間が
開いちゃってるんじゃないか?と思った。

この時は。

なので、もう一度バラして、シリコンガスケットを
しっかりと隙間なくつける。
そして、しっかり締め付ける。

マフラーをつけて、再始動。

また「ふぁーっ」っと風が。

はて、なんでだろー?ボルトの締め付けが
足りないのかなー?
と、思ったので、ボルトを慎重に「ぐっぐっ」
と締めていく。

すると。

20080425lead1.jpg
このおっ立っているネジが
(矢印の部分じゃなくて、左右にある縦にある長いの) 
 
 
 
 
 
 
20080425lead7.jpg

こんなことに。(クリックで拡大)
 
簡単に言うと、ネジの溝がつぶれてしまった。
 
 
orz
 
 
泣きそうになりながら、ボルトを以前使っていたものに
変える。ちなみにこのボルトは再利用ができるので、
ピストンリングと違ってまた交換する必要はない。

んで、組み付けて、始動。
 
 
「ふぁーっ」
 
 
なぜだ!なぜなんだ!この風は何処からくるんだ!

と、パニクった時に、(;゚д゚)ァ….
と気がついた。

このスクーターは空冷(その名の通り、冷却水を使わず
空気で冷やす)だ。

そして空冷のためのファンがある。

ファンというからには扇風機だ。

扇風機は風が出る。

何処に風を当てるかというとそれはエンジンだ。
 
 
ただの空冷ファンの風でした
 
 
これは痛恨の勘違いだ。このために使った時間、ばらしたり組み付けたり
ネジ溝をつぶしたり交換したりで2時間ぐらい。

…こうして人は成長していくのだろうか。。。。。(超ボジティブ)

オイルラインのエアも特にないことを確認して、
元に戻して終了。
 
 
結局前回の焼きつきのはっきりとした原因はわかっていない。
現状考え付くのは、慣らし不足か、セッティング不良か。
オイルポンプの動作不良(動作していても規定量でてないとか)
の可能性もないわけではい。

今出来ることは、慣らし運転を丁寧にすることか。

というわけで、45km/hを上限にして、20kmほど走ってみたが、
今のところ異常なし。

ただ、全開にもせず45km/hだと、大きい道路は怖い。
ガンガン車に抜かれる。

しかし今度はあせらずゆっくりと慣らして行こう。

ところで、前回の整備の記事で気がついた人もいるかもしれないが、

20080425lead4.jpg
すごい排気漏れ。(太鼓の部分の真ん中)

こちらは耐熱パテを買ってきたので、次回整備時に
穴埋めをする予定。

いつかスイスイ走る日を夢見て整備を続けるnecobitなのであった。

そして決意するのであった。

高くてもトルクレンチ※は買おうと。

※締め付ける強さを数値で指定できるレンチ。
これとマニュアルがあればネジが舐めたりするのを
最小限に抑えられる。ハズ。

前回の整備 次回の整備

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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