細かい話は後にしてArduinoでMIDIを受信するだけのシールド、
「MIDI Recieveシールド」とでも呼びましょうか。
それを自作します。
材料
Arduino用バニラシールド × 1
基板用MIDIソケット × 1
フォトカプラ TLC2630 × 1
抵抗 220Ω × 1
抵抗 1kΩ × 1
ダイオード 1N4148 × 1
セラミックコンデンサ 104 0.1μF × 1
ピンヘッダ 1×2 × 1
ジャンパーピン × 1
ピンソケット(10mm) 1×8 × 2
ピンソケット(10mm) 1×10 × 1
TLP2630はTLP552のデュアルチャネル版だそうです。
TLP552で全く問題ないのですが、秋月で売っているのはこっちだったので…。
秋月では最近PC900Vを取り扱いはじめたそうなので
そっちの方が部品としては安上がりですね。
どちらで代用するにしてもピン配列と抵抗の値が
変わると思うのでその際はデータシートで確認してください。
アナログインプットを使う予定が無かったので
ピンソケットを一つ省略しましたが、使う人は
1×6のピンソケットを追加してください。
ピンソケットの(10mm)は足の長さ10mmという事です。
上のものは全て秋月電子で揃います。
aitendoでもほぼ揃いますが、高速なフォトカプラだけは
見つかりませんでした。(どちらも2015/12/12現在)
ジャンパーピンはスライドスイッチの方がスマートかもしれません。
回路
まずはブレッドボードでテストです。
そしてここで動作せず2、3日ひっかかりました。
やっとのことでわかった原因はジャンパーケーブルの断線。
安物のジャンパーケーブルは結構な確率で断線するという事を学習しました。
回路図を綺麗にするのって難しいですね。
なんかこう色々とぐちゃぐちゃですがその辺は
細い目で遠くから見るとかでごまかしてください。
実装
さあ、つけましょう。
といっても部品数は少ないので間違えなければ
1時間くらいで終わります。多分。
MIDIソケットは足が太いので強引に挿して
入るか入らないか結構ギリギリです。
スッと入れたい場合はヤスリなどで削る必要があります。
ジャンパーピンが付いているとArduinoの書き換えができない
ので、書き換え時はジャンパーをはずしてください。
なんでこれを作ろうと思ったのか
何故以前dualMocoLUFAでUSB-MIDIが使えるようになったのに
わざわざ普通のMIDI用のシールドを作ったかというと、
ひとつはスタンドアローンで動かした方がトラブル時の
原因切り分けがしやすいから。
後は、MIDI制御で制御したいものの数が
Arduino1台では足りなくなるほど増えた時に、
USB-MIDIだとPCから見たUSBデバイスがどんどん増えて
しまうため、大量のUSBポートが必要になり
色々とスマートではなくなってしまう。
その点通常のMIDIであればMIDI THRUを使って
沢山のMIDIデバイスを並列に接続できるので
スマートかつトラブった時の切り分けもしやすい。
自分で作らなくてもスイッチサイエンスが
完成品のMIDIシールドを売っているので、
作るのが面倒な人はそちらをどうぞ。
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