虹色の紐で盛り上がるリリアン

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編むのは楽しいけど使い道に困る…リリアンはそんな代物ではなかった…!


というわけで、今回の記事では

  • 自作リリアン編み機で、3・4・5ピンの編み試し
  • 2ピンの2本どり編みで、プレート吊り紐

これらをやってみます。

みんな知ってる市販のリリアン編み機、ピンクで手のひらにすっぽりおさまるサイズ。
あのオモチャよりちょっと大きな編み機で
リリアン初体験した方が、
使い道がアレコレ思い浮かぶのではなかろうか…。

ペットボトルで作った編み機でリリアンやってみて
そんな感想を持ちまして。

ちょっと調べてみたら、
ペットボトルよりもっと大きな編み機で、帽子やマフラー。
編み方を変えて、筒状じゃなく平編みもできたり。
市販サイズのを活用してる人は、ビーズとか通してアクセサリーになってたり。

なんだなんだ。
リリアンてけっこう一般的に、
使える編み編みマシンの位置づけなんじゃないの!?

(とっても巨大なリリアン編み機と、それで何を作るかも既に考え済みなのですが)
そのまえに。
市販リリアンより大きく、ペットボトルリリアンより小さい、

サランラップの芯リリアン

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ピンは、割り箸ではなく竹串を使ってみます。

調理用だから安全極まりないかと思いきや、
この竹串、けっこうトゲが出る!
あらかじめ紙ヤスリなどでしっかり滑らかにしておきまして
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尖った先端も、平らにちょんとカット。

サランラップの芯は、三等分にしてあります。
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竹串が均等にはみ出ていると、編み途中でも自立できて便利。
位置を決めたら
テープで竹串を固定して…
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はい!
サランラップ芯リリアン、5ピンと4ピン編み機の出来上がり〜。
右端は、ペットボトルと割り箸の9ピン編み機。

ピンの数で編み目がどう違うのか、お試し!

5ピン編み機は、市販のおなじみ編み方
星形にかけてから一周ぐるり、下の糸を上に。

4ピンは…
ひとつのピンにくるんとかけながら、4つのピンを順にまわる。
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…このカタチは!!!Macのコマンドキーじゃないか!!!

コマンドキーを2回かけて、下の糸を上にかける
一周ぐるりではなく、またコマンドキーをかけて下の糸を上に…
ふむふむ。覚えやすい(個人的に)。

で、サランラップ芯リリアン
5ピンと4ピンの編み比べはこんな感じ。
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ピン1本違うだけ…とは言え、糸の掛け方も違うので
かなり印象というか雰囲気も違う感じ。

4ピンの方がユルい雰囲気…そうでしたそうでした。
ひとつのピンにくるんと巻きつける。
…これがけっこう、すっぽ抜けやすい。

編み機の中心に集まった糸を覆うような感じで、
全体が浮き過ぎないように軽く抑えつつ
下の糸を持ち上げる時も、他のピンの様子も気にしながら
ま、慣れればそれほど抜けることもなし。

お次は、5ピン編み機の3ピンだけを使います。
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糸の掛け方は、4ピンと同じく
ひとつひとつくるんと掛ける。
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ややっ!3ピンの編み目はなんだか気に入った!
4ピンと(糸の掛け方が同じだから)似てるけど、すんなりしててこっちのがいいな。

しかしもうちょっと、細い出来上がりが欲しい。

5ピン編み機の、2ピンだけ使って2本どり

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さあ、お試しのアクリル毛糸ではなく
一本がレインボーカラーグラデーションになった紐を使います。

2ピンは、8の字に掛ける。

2本どりでしっかり編み目にしたいので…
まず始めに
 編み機の中に糸を垂らし
    ↓ 
 8の字を3回掛けて
 (それぞれのピンに紐が3つ掛かった状態)
    ↓
 一番下の紐を上にあげ、ピンから外す
 (それぞれのピンに紐が2つ掛かった状態)
    ↓
 8の字を1回掛けて
 (それぞれのピンに紐が3つ掛かった状態)
    ↓
 一番下の紐を上にあげ、ピンから外す
 (それぞれのピンに紐が2つ掛かった状態)
    ↓
 8の字を1回掛けて…
この繰り返し。
5ピンでの2本どり編み記事は→コチラ
Spool Knitting Hanging Strap-10.jpg
おおおっ!
2ピンだからどんどん進むし!何よりレインボーが予想以上によろしい!
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毛糸よりかたい紐で、編み目が幾何学模様みたいに。
ちょっとフシギでビシっとかっこいいぞ!

この紐、コットン100%を堅牢染して革紐っぽい風合いにしたものだそうで

靴ヒモにでもしようかと思って、買ったはいいがそれには細すぎた。

編み終わりは、ピンの数に関係なくいつも同じ
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ピンに掛かった輪っかすべてに、紐を通してまわってから
そーっと編み機からはずす。

長年、押し入れを肥やしていた虹色の紐が
とうとう花開く瞬間!じゃじゃん!
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この necobit.com プレート、
カーボンスピーカーの方が作ってくださったものでして
どこにどうやって取り付けたら一番いいもんか…
あれやこれやと迷いに悩んで、決めかねて…。
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な げ ー ー ー ー よ ! ! !

ま、うっかり編み過ぎるほどハマるのも
リリアンのいいところですよ。はい。

ちょいと束ねて…
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なんか折り鶴の雰囲気が出た。七夕飾りみたいでもある。
あとでもうちょっと整えようっと。

そうそう、堅牢染は色落ちしない(しにくい?)と書いてあったよ!
直射日光にばんばん当たっても心配ないかな。

単色の毛糸には無かった
レインボーカラーの編みあがり魅力すんごいな。

初のリリアンにはぜひとも!
カラフルな糸をたくさんじゃなくて、
とりあえずカラフルな一本の糸で。
盛り上がる気分がまるで違います。

そんでおなじみリリアン糸もいいけれども、
色んな種類の糸や紐、編み機に糸の掛け方など
はじめの一歩の勢いで
いろいろ実験がてら編んでみると…

楽しいうえに、こりゃ使える!
もしかしてああしたらこうなる…!?
いろいろふくらむ〜

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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