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防音編の最後は「3、防音室」だ。
防音室といっても2通りあって、
1室丸ごと業者に防音工事してもらう方法と、
部屋の中に小型のブースを設置するタイプがある。
1室丸ごと防音にする方法にもこれまた色々な
施工方法があって、やり方によって値段もかなり
開きがある。
安くても数百万はかかるので、貸家だと中々
そこまではできない。
そこで出来たのが部屋の中に小型の
防音ブースを設置する方法。
ヤマハのアビッテクスが一番有名だと思うが、
カワイのナサールや
サイレントデザインのものもある。
製品比較をするときに大切なのが、
遮音性能で、「D-○○(またはDr-○○)」という
表記で表される。
例えば、D-30とD-40だと、10dB性能の
差があると見て問題ない。
この30とか40という数字、基本的にはdBでとらえて
問題ないのだが、全音域でこのdBカット
できるわけではなく、「平均的に」このdB分は
防音できますよ。ということらしい。
詳しくは、「遮音性能」などで検索すると色々と
でてくるので参考にしてほしい。
んで、当然性能が高いほど値段も高い。
それにあわせて建物によっては気をつけなくては
ならないのは、「重い」ということだ。
大体2畳クラスで400kg~500kgオーバー位の
重量がある。
コレにアップライトピアノと人が一人入ると、
800kgを超えることもある。
木造住宅だと結構やばいラインなので、
見落としがちなポイントだけに気をつけよう。
ブースタイプは、アップライトピアノが入る
サイズは大体2畳ぐらい。
新品だと値段は、最低ラインで60万~。
実際にはこれに送料、設置費用がのるので、(5万~)
そう簡単にはできないかもしれない。
中古という方法もある。
絶対数が少ないので、欲しい性能とサイズに
めぐり合うには根気よく探し続けるしかない。
もっと可能性は低いが、個人売買やオークションを
探すとい方法もある。この場合、引越しなどで
処分したい人が多いので、店で買うよりも
かなり安いことが多い。
買う人と売る人のタイミングが一致しないと
うまくいかないので、まさに奇跡的になタイミング
まちだが、うまくいった場合は一番得をするかも
しれない。
もちろん状態はピンキリなのだが。
防音室は、生楽器をする上で周辺住民への
最大限の配慮となるので、これをしておけば
かなりの問題をクリアできる反面、
設置スペース、値段、重量という部分が
ネックになってくる。
引越しなどで移設する場合は、
解体、輸送、組み立てで大体15万~が
相場らしい。
おいそれと引越しも出来なくなるので、
慎重に検討しよう。
2007.11.20追記
ちなみに、1.5帖サイズまでは、ヤマハでレンタルサービスがある。
1.5帖でギリギリはいりそうだったから問い合わせをしてみたら、
音が跳ね返りまくっちゃうからお薦めできないと言われた。
防音についてはこんなところで締め。
引き続き、ピアノを求めて三千里シリーズ、
まて、続報。
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