MD-16 Rev.2 MIDI to DigitalSwitch 16port とは…

音楽を作るときに使うMIDIという規格を利用して
色々な機械(スイッチのON/OFF、ロボットの動き、自動制御の舞台装置や照明など)を
コントロールできるMIDIメカニカルシステム(MIDI Mechanical System)の
一部で、MIDI信号を16ポートデジタルの0or5Vのスイッチ信号に変換するモジュールです。

これを利用することにより様々な機器のスイッチのMIDIコントロールが可能になります。

スイッチに利用するデータ(ノートナンバーorコントロールチェンジ)、
受信MIDI ch、
利用するノートナンバーorコントロールチェンジの範囲を
DIPスイッチで設定できるので、
複数のモジュールで別の設定をすることにより
多数のポートの制御が可能です。

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→ 詳細解説 MIDIメカニカルシステムとは

→ ソレノイドの制御-MIDIメカニカルシステム具体例1-

Rev.1との違い

  • 一部部品の変更
  • MIDI THRUピンの追加
  • 受信ノート/コントロールナンバーのトランスポーズ機能追加

製品内容物

  • MD-16 Rev.2モジュール 1枚
  • ピンヘッダ2ピン 1個
  • ピンヘッダ10ピン 2個
  • 電源接続用ターミナルブロック 1個
MD-16付属品
 MD-16付属品

ターミナルブロックはロットによって
外見などが変わる場合があります。

※ご注意1※

この商品は、ご自身でのはんだ付けが必要です。
同梱のコネクタはピンヘッダですが、
ケーブルにオスのコネクタを使用したい場合は
2.54mmピッチのピンソケットでもご利用いただけます。

※ご注意2※

別途、5V,0.5A以上の外部電源が必要です。

この商品を使用してこんなことができます。

工夫次第でDIY作品から大規模施設向け設備にも!

  • モーターをコントロールしてものを動かす
  • 油圧やエアのバルブをコントロールして大がかりな設備を動かす
  • ソレノイドをコントロールして楽器を作る
  • DAWを利用して音声や映像と同期したからくりの制御をする
  • MTCやSMPTEの同期を利用して外部機器と同期した機器制御をする

MD-16自体の出力できる電流は
1ポート20mAまで、合計200mAまでですので、
上記のようなコントロールをする場合は
当ショップで販売しているDT-8や、市販のリレーモジュールのような
大きな電流を扱うためのモジュールが別途必要になります。

使用の一例

Maker Faire Tokyo 2018へのnecobit出展作品
MIDI自動演奏グロッケン

…お詫び…

基板上のシルクプリントに間違いがあったため、
初期ロットの商品につきましては、修正部分を上から塗装してあります。

接続図

5V、GNDはMIDI THRUBOX Miniと
共通の電源を使用してください。

各ポートから出力される信号は20mA程度までの小さな電流で、
逆流などの保護もされていません。
大きな電流を扱う、回路的に逆起電力の流入がありえる場合などは
必ず後の段にDT-8やリレーモジュールなど、絶縁された
電流増幅回路を挟んでください。

MIDI THRUのピンからは入力されたMIDI信号がそのまま出力されます。
他のモジュールのMIDI入力ピンへデイジーチェーンできます。

DIPスイッチ設定方法

スイッチを設定した後は必ずリセットスイッチを押すか、
電源の再投入を行ってください。
行わなかった場合、設定は反映されません。

1番スイッチ
OFF=コントロールチェンジ(以下CCに略)に反応
ON=ノートデータに反応

2-5番スイッチ
受信するMIDIチャンネルを設定します。
0=OFF,1=ONとして読んでください。
0000 = 1ch
1000 = 2ch
0100 = 3ch
1100 = 4ch
0010 = 5ch
1010 = 6ch
0110 = 7ch
1110 = 8ch
00001 = 9ch
1001 = 10ch
0101 = 11ch
1101 = 12ch
0011 = 13ch
1011 = 14ch
0111 = 15ch
1111 = 16ch

6-8番スイッチ
反応するCCデータ
orノートナンバーを設定します。
000 0-15に反応
001 16-31に反応
010 32-47に反応
011 48-63に反応
100 64-79に反応
101 80-95に反応
110 96-111に反応

112-127は設定できません。

使い方

DIPスイッチで設定したMIDIチャンネルに
設定した値のCCorノートデータを受信すると
番号の若い順に1-16の出力に分けて
0or5Vの信号が出力されます。

CCパラメーターが15以下の112を受信すると、数字の分だけ受信するノートNo.もしくはCCが上にシフトします。
例)DIPスイッチ設定が0-15受信の時にCC112,2を受信すると2-17までの受信になります。
※この設定は電源再投入もしくはリセットで解除されます
※パラメーター上限の127を超える場合はすべて127に変更されます
※CC96-111設定時にこの機能を利用するとシーケンサー側から利用できない範囲になってしまうことがあります。ご注意ください。

CC120(オールサウンドオフ)を受信すると
全ての出力をオフにします。

ノートデータで利用する設定の場合、
データの再生を停止したり鍵盤を離す(ノートオフ)と信号もオフになります。

CCを利用する設定の場合、
1以上の値を受信すると、0を受信するまでは
たとえデータ再生が停止してもオンの状態が続きます。
ラッチするような場合は便利な反面、連続通電不可の
ソレノイドなどを利用する場合は意図せず連続通電状態に
なってしまうことにご注意ください。

DAWやMIDIシーケンサーによっては、再生時に
セットアップデータ(CC0,7,10,32,91,93等)が
自動で送信されることがあり、誤作動の原因となります。
あらかじめ送信しない設定にするか、
該当するCCを避けた設定でご利用ください。

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他のモジュールについて

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MIDIメカニカルシステムとは

3 Comments

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