ねこにかばん(型ベッド)試作編

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自作の猫ベッド
もぐれる感があって、囲まれ感があって、
しかしタテ方向にあんまり場所取ってほしくない、
できれば季節関係なく暖かさ調整できて、
当然!洗濯機で丸洗い可!

あれやこれやと凝った工夫をするどころか
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パーツを省いたカバンを作ればいいじゃない!!!

そうなんですよ。
猫は人の鞄に入るんですよ。
あたりまえの猫飼いあるある風景。
答えはいつも手の届くところにあったのでした。

今回も教科書

こちらの書籍に載っていた、ドラムバッグの作り方を
真面目にやっていきます。

作業してみたなるほどポイント

やっぱり型紙は作るべし
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ドラムバッグは円柱を横倒しにしたカタチですからね。
かばんの側面は、まる

布に直線キレイな円を二つも描くとか無理無理。

最初に面倒くさがらず、紙で1枚型紙作っとけば
円形の布地もちょちょいと何度でも切り出せますし!
ちなみに本の最後に
円形パーツ実物大型紙がついてるので大変楽々。

裁ち目かがりしとけば三つ折りじゃなくてもいい
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本はキルティング素材で作る前提になってて
布地を裁ったら、中綿がよれないように
全てのパーツを裁ち目かがりしておく指示。
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使ったのは普通の布地なんですが、
書いてあるとおり全部裁ち目かがりしてから、作ってみた。

裁ち目かがりで処理がされていることで
三つ折りで布の切り端をしっかり隠さなくてもOKなんですね。

三つ折りのところを、二つ折りで済むから
その部分の厚みも少なくて
さらに重ねて縫い合わせるところで、楽々。

カバン作りは、素材が厚地じゃなくても
行程でかなり厚みが出る部分が多いし。
そもそも厚地で作る時、あと織り目の詰まって固い布地の時、
この方法に切り替えてもいいかも。

欠けた円の縫い代は、折って切って開く
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バッグ側面のポケットのパーツです。
水色矢印のヘンなカタチの部分。

どこからどう測って線を引きゃいいのかと思ったら
これもちゃんと本に書いてあります。
(型紙を作る段階で)
孤の縫い代線まで描いて、スパッと欠いた線のところで折って、
孤の部分だけ切って紙を開けばあらふしぎ。

むしろ小学生の方が当たり前に思いつきそうな方法。
アタマは柔らかくしときましょ。
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側面の円パーツに、ポケットを仮縫い留めして…
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本体の両面に、ポケットを縫い付けて…

直線を上にして曲線を縫い合わせる
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外見上なんのことはない円柱でも
たしかに、マルとシカクを合わせるとなると
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ミシンは直線に進むモノですから
ぐりぐりカーブ曲げながらだと、よほど上手く縫わないと
どんどん引き攣れちゃいそうですね。

直線の布のラインを意識するようにしながら
でももちろんカーブを曲がっていくので、ゆっくりと。
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布の向きを整える時は、
縫ってない反対側の側面を上に持ち上げて円柱で見ると
迷って変な方向に布を回さずに済みます。

持ち手・ファスナー・パイピング・バイアステープ無しVer.

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そんなわけで出来上がりがコチラ。

  • 持ち手のテープ
  • 入れ口のファスナー
  • 側面の輪郭になるパイピングコード
  • 内面の縫い代を隠すバイアステープ

この4つを省きました。
ポケット無くてもいいけど、ネコジャラシを突っ込んで遊べるよ。

底だけキルト芯でも挟もうかと思いましたが
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猫用おざぶとんがあるじゃない。
冬仕様に、中身は折り畳んだフリース+銀のポカポカマット。

いつもの猫らの昼寝場所に仕掛けます……
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これはなかなか…
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俺様サイズ…!
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大変お気に召したようです。

サイドがぴしっと立てば、もっと囲まれた感じが保てるだろうし
パイピングコードは入れた方が良さげ。

接着芯で布地に張りをつけてもいいかなー。

この試作編に手を加えた続きはコチラ→ バイアステープとパイピングコードも自作して、かばん猫ベッド完成ー!

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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