バイアステープとパイピングコードも自作して、かばん猫ベッド完成ー!

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試作編から、およそ1ヶ月…
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なぜか付近の手芸店いくつか見て回っても、
バッグやポーチのフチにぐるりとついてる
ヒモ状のアレ…パイピングコードが売ってない…

となると自作なんですが。
インターネットは便利な物です。
パイピングコードの特に中身!芯の素材!
ぜんぜん特殊なモノでもありませんでした。

パイピングコードを作るために
まずバイアステープを作ります。

参考にしたのはコチラのサイト→ 長いバイアステープの作り方 ・・・Senjyu・・・ | ~Made in Japanのお洋服製作日記~

布目を垂直に、正方形を切り出して
対角線で切って、三角形にして
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三角形を並べ替えれば、平行四辺形!

その平行四辺形の
上下の辺(斜めじゃない方)に沿って
線を引けば…
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なんとあっさりカンタンに
バイアス裁ちできてしまうのです。
頭いいな!!!

確かに、
布目に対してバイアスに切ってあるところは
ほつれ糸が出てない。実物で見ると勉強になる度も上がるなー…。
(画像はクリックで別ウインドウ拡大表示できます)

これだけでもなるほどポイントなのですが
さらに、
引いた線1本ぶんずらして
平行四辺形を螺旋の輪にすれば…
(詳しくは上記の参考サイトでどうぞ)
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どんどんどんどん線に沿って切っていくだけで!
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1本につながった長ーーーいバイアステープが!!!

数学とまではいかなくても
算数と理科はもっと突っ込んで勉強すれば良かったなと思いつつ
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今回のカバン猫ベッドに使用する、160cm切り取ります。

バイアステープに芯を入れると
それはパイピングコード

参考にしたのはコチラのサイト→ パイピングコードの作り方 ・・・Senjyu・・・ | ~Made in Japanのお洋服製作日記~
市販のバッグやポーチのふちの印象だと
柔らかいけど芯のあるビニールコードのようなものが
入っているのではないかと思っていたんですが。

綿の紐やらタコ糸でいいらしい。
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ちょうどいいのが麻ヒモしかなかったんで
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必要な太さ(今回は5mm)になるように、2本合わせて捩ります。
なんせヒモなので、猫ら大注目…。これはオモチャじゃないぞ!

そしてこの麻ヒモを
さっきのバイアステープの真ん中に
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仮留めしておいてから
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テープをヒモもろとも半分に折って
ミシンのファスナー押さえに換えてから
ヒモを針で踏まないように、きわをミシンで縫いまして…
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パイピングコードできた!!!

…麻ヒモ見えてるとなんじゃこりゃ感もありますが
とりあえず気にしないで…

試作編のカバン猫ベッドを解体して
パイピングコードを追加します

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解体といっても
本体の長方形1つ・側面の円形2つ
基本これだけなので改良も簡単です。

まずカバン本体の長方形の布地に
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パイピングコードをぐるりと縫い付けて
長方形を円柱型にしてから
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カバン側面パーツの円形を合わせる。

試作編の時も、ここんとこの
本体に側面を縫い付けるのちょっと難しい!
…と、思ったんですが

合わせた、円形を下・長方形を上にして
かといって
元の長方形の直線ラインを
ミシンに対して無理矢理まっすぐ合わせようとせずに
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素直に円形のカーブの向きで布を置いて
ゆっくり手を添えて曲がりながら…

こうすると
布がよれてデコボコになったり、今どこだか分からなくなったり、
といったこともなく。
とっても縫いやすい!!!
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縫いやすいということは、仕上がりもキレイ!
何だかとってもカバンみたいではないか。

で、パイピングコードをキレイにつけるコツとして
合わせ目で重ねる必要があり
この重ねた部分は、ミシンの針が上を通ることになり
つまりコードの芯を針が刺すわけで…

妙に硬い素材とか使ってたら、針折れちゃうね。
危ない危ない…ちゃんと調べてから自作で良かった…

というわけで、かばん猫ベッド完成!

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フチをパイピングしてない試作編と比べると…
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やっぱりカタチの張りが違いますな!

では、猫らに入っていただきましょう。
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安定感もアップして
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つぶしてもたれるにもいい感じ(踵を踏んでも履ける靴のように)。

カメラ:Apple iPad(第3世代)
使用アプリ:Zitrr Camera – Zitrr Studios
使用ミシン:JUKI HZL-F400JP

バイアステープも、パイピングコードも
それほど高いもんじゃないし

インターネット通販ならそれこそすぐ見つかるけれども
自作できるという選択肢があると
有り合わせでどうにかなっちゃったり、自分なりの工夫もできたり
いろいろ広がっていいですなー。

このカバンそのものの作り方は、この書籍を参考にしました。

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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