電子ピアノ、弾き比べて機種絞り込みの巻

ようやく防音室とアップライトピアノの行き先が決まったので、
次に使う電子ピアノの機種を絞り込んで行かねば。

電子ピアノ試し弾き

というわけで再度楽器屋へ。

今回の選ぶ基準は、
・アップライトピアノから乗り換えた時に
 なるべくがっかりしないもの
・基本ヘッドホンでの演奏
・とにかくシンプルにピアノがいいやつ

色々な店を沢山回った結果、多くのメーカーの
フラッグシップモデルが一番そろっていたのは
意外にもヨドバシカメラマルチメディアAKIBA

ヤマハCLP-480,CLP-470、ローランドHP307、カワイCA93を比較してみる。

ヤマハCLP-480
打鍵が非常に気持ちよい。
本物のピアノの場合に音が出るかでないか、
位の非常に弱いタッチの反応が生ピアノと少し違う気がする。
下の470よりスピーカーとアンプがいいらしく、
きちんと鳴らした時にはかなりいい響きらしいが、
ヘッドホンを想定している現在そこは関係無し。

CLP-470
鍵盤は上位の480と同じ様に感じるけど、
ヤマハで聞いた所、音源部はどうも少し違うらしい。
違うといっても、480はアンサンブルができるよう
ピアノ以外の楽器の音源も積んであるので、どちらかというと
そちらの違いが大きい。
ピアノ自体は確かに違う気がするけど
470のグレードが低いとは感じない違い。
ピアノだけならこっちでもいいと思う。
ちなみに、カタログでは同じように書いてあったけど、
ヤマハの人いわくペダルも少し違うらしい。

ローランドHP307
こちらは非常に弱いタッチの音の反応がとても自然。
音色の変化の仕方も違和感無し。
音色を細かく調整出来るのもメカ好きとしてはひかれる。
鍵盤の底付きが少し強くて、カタカタ鳴る位な所に
少し違和感有り。ただ、そこにいたるまでの押し込んだ時の
動きは最初少し抵抗がある所とかがいかにもピアノらしい。

カワイCA93
むぅ…。なんだか他の2メーカーとアプローチの仕方が根本から違う感じ。
ヤマハとローランドも触ってみると「こんなに違うものか」
という感想をもったけど、カワイに至っては
「こ、ここここんなに違うの?」という第一印象。
多分黒鍵が少し細いと思う。
内容は、カワイのピアノを弾いて来た人に
向けた調整になっているのか、タッチ、音色とも
ピンとこなかった。

で、ヤマハCLP-470とローランドHP307
悩んでいた所、強力な伏兵現る。

ヤマハCLP-S408
CLP-470の機能部を継承しながら、スピーカーをスリム化して
奥行きを43cmに!そして塗装はいわゆるピアノブラック。
これはテンション上がる!譜面立てがアップライトポジションなのも
個人的には好き。(手と近いから)

というわけでこれだー!と、注文したら
震災の影響で納期が遅れる。
丁度アップライトピアノが無くなって入れ替わりに
電子ピアノが届く位で調整していたんだけど、
今まさに家にピアノがない。
アナウンスされている納期まで後ひと月以上。
(しかも更に変わる可能性有り)
その間、ピアノ無しで過ごすか、キャンセルして
ローランドの奴を買うか。それとも…?

***
乗り換えなので、比較するもののハードルが高くなってしまったけど、
上位グレード以外はダメといいたい訳じゃないので悪しからず。

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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