機材レビュー -KORG Prophecy-

今回は隠れた名機的存在のKORG Prophecy(コルグ プロフェシー)をレビュー。

レビューその2はコチラ

いまや絶版なので、中古屋でしかお目にかかれないけども、
タマ数自体は結構あるみたいで、チラホラと店で見かける。
2007年秋の現在では3,4万円ぐらいの相場かな?

公式サイトはコチラ

いわゆるアナログモデリングシンセというやつで、
モノ、つまり和音が出せないのだが、そこが
デメリットにならないくらい、こいつの
シンセリード&ベースはすごいのだ。

音の太さで言ったら以前レビューした
-Arturia Minimoog V-よりも太い。

Prophecyを使った曲はコチラ
AメロのメロをとっているリードがProphecy。
Minimoog Vでハモリのサックスリードに負けちゃっていたので、
「とにかく太い音を!」と家中の機材から探したら
こいつにたどり着いたと。

情報表示が2列の文字液晶だけなので、
構造を理解するまでは音を探したり設定を
一つ変えるのも一苦労。
マニュアルなしで買ったのでそこのところは
最初苦労したが、KORGさん、さすが。
旧機種のマニュアルをスキャンしてアップしてくれてました。

KORG マニュアル・ライブラリー

総ページ数が300ページぐらいのマニュアルを印刷するのも
結構大変だったけど、それだけの価値はある。
特にこの機種の場合は。

アナログシンセ部分だけに目が行きがちだけども、
フルート、サックス、トランペット、ベース、スラップギター(ベース?)
の音もシミュレートして結構生々しく出してくれる。
モノなので、本当にメロ的な部分にしか使えないけども、
そのうち使ってみたいと思う。

リボンコントローラーもついていて、プレーヤー的な
使い方を想定しているんだろうなぁ。
つまみもアサインできるからフィルターぐりぐりも
できちゃうし。
鍵盤分の置き場所が無いから縦置きして
使うときはひざに乗せているけど。

ムーグは買えないけど、太いアナログシンセが
欲しい!という人にオススメする。(アナログじゃないけど)
ただし、マニュアルは読まないと最初は
本当に意味がわからないので注意。

しかし、内部処理はデジタルなのになんで
Minimoog Vより太い音が出るんだろうか。。。。
不思議だ。。。。。

レビューその2はコチラ

機材レビュー -KORG Prophecy_2-

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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