機材レビュー – SK-88Pro等 –

何かの誰かの役に立つかもしれないので、
機材のレビューを定期的にあげていこうと思う。

今回は
Roland SK-88Pro,SC-8820,SC-8850
の3機種である。↓SK-88Pro
sk-88pro.jpg
といっても、基本的に音源は同じ方向なので※
まとめて書いていこうと思う。

※歴史的にはSK-88Proが1世代前で、
 SK-88Proとは音源モジュールのSC-88Proに
 3オクターブの鍵盤をつけたもので、中身は同じ。

まず、全体の音のまとまりが非常によく、
つんでいる音色も必要とする音が網羅されているので、
下手なミックスをするよりも、88系の音源1台の方が
クオリティが高いということが本当によくある。

サンプル

(ドラム、ギター、オマケボイスがSC-8820)

この上にMP3プレイヤーが表示されていない場合は→コチラから再生できます。

↓あなどれないSC-8850さん
SC-8850.jpg

良くも悪くも88系の音というのがすぐわかるので、
(全体的に少しやわらかめの音がする)
あまり一辺倒に使いすぎなければ本チャンの
音源にも十分使いどころはあるかと思う。

プリセットをそのまま使っていてもそこそこの
音はでるが、リバーブ、コーラスの2系統と、
インサート1系統のエフェクトを使いこなせば
「まじか!?」というほどよい音が出せる。
ただ、そのコントロールはエクスクルーシブで
やるか、本体からダンプするしかないので、
8820とかだとなかなかやりづらいかもしれない。
↓本体からいじれないSC-8820さん
SC-8820.jpg

(使ったことはないけど、ソフトのエディタがある
みたいだから、それでもやれるかもしれない。)
特にギター系のエフェクトはさすがBOSS直系!
といった音が出せる。

8820,8850に関しては、Proの音を時代に合わせて
進化させたような感じ。でもそもそも8850も既に
だいぶ古いので、その辺りはご愛嬌。

昔から気になっていたことなんだけど、
この88Proのマップ、何故かチェロの音だけが
ベロシティに対して全く違う反応。
なんか、弱い音が出せない。
というわけで、ちょっと音は違うけど、
チェロを打ち込むときはコンバスの音色で
やっちゃってたりする。

全体の完成度が非常に高いので、
パソコンの内蔵音源でMIDIを聞いていた人は
驚くんじゃなかろうか。

これがSC-88とか、SC-88VLなんかの、もう一世代前
になると音色の雰囲気はガラッと変わる。
これはこれでありだとおもうんだけど、
インサーションのエフェクトがついてないし、
俺は88Pro以降の音が好きだなぁ。。。

続編記事:SK-88Proのおいしい食べ方

SK-88Pro インサーションエフェクト

サイドストーリー:SK-88Pro用のバッグを探して

SC-55mk2の記事はこちら

楽天市場で「88Pro」で検索(たまに中古が出てることもある)
同じく「8850」で検索。
SC-8820で。

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください