Firewire接続のオーディオインターフェース、
828mkII(828mk2)のレビュー。
USB接続もあるけど、今使用しているのは
5年ほど前にかったFirewireモデルの828mkII。
オーディオインターフェースは、
入出力が少ない機能を絞ったモデルと、
多機能、多入出力とがあるけど、これは
後者の方。
インプットは
アナログ部分が8ch+プリアンプ付の2chで計10ch
それに加えてデジタルはADAT,S/PDIF兼用の
光端子1系統(8chもしくは2ch)、コアキシャル1系統
(オプティカルをS/PDIFに設定している場合、
どちらか片方使用可)
アウトは
アナログが8ch+メインアウト2ch
+ヘッドホン2ch(メインアウトと独立している)
デジタルは入力と同じように、
ADAT,S/PDIF兼用の光端子1系統(8chもしく
は2ch)、コアキシャル1系統(オプティカルを
S/PDIFに設定している場合、どちらか片方使用可)
こいつのいいところは何と言ってもピカイチの
安定性。M-BOXとかは1アプリ占有で、
本当にProtoolsだけしか使えないカンジだけど、
こいつなら、DPで作業している合間にiTuneを聞いたり
ニコニコ動画を見たりしても(笑)まったく不安なそぶりが
ないので、安心して使える。
音に関しては他のインターフェースをあまり
知らないので比較があまり出来ないけど、
特別な味付けなく、素直な音が出るので、
AD/DAも全く不満が無い音が出る。
Firewire410なんかは少し飽和感を感じた
記憶があるけど、828mkIIはそういった不満を
感じたことは無い。
さらに、全チャンネルノーレイテンシーで
モニターできる上に、CueMixDSPというソフトで
デジタルミキサー機能もあるので、
ミキサーレス環境が作れる。
ちなみに、本体のみでもデジタルミキサー機能を
コントロールできるので(ソフトよりはやりづらいけど)
PCが立ち上がって無くても音が出せる。
これはでかい。
つまり、ちょっと音を確認したいとか、そういう時は
パソコンを立ち上げなくてもいいんだな。
このおかげでミキサーレスのセッティングにしても
操作面で不便に感じることがない。
入力も+4dBと-10dBを切り替えできるので、
ラインものでも極端に小さくなってしまったり
することは無い。
つい最近まで、
音源→ミキサー→828mkII
という接続をしていたんだけど、
音源→828mkII
という環境に変えてから、配線がかなりすっきりして
部屋がきれいになった(笑)
ミキサーレスにしたことによる
得した部分はこれだけじゃなくて、
録音がすごく楽になったということがある。
当たり前だけど、828mkIIでモニターしている音が
すべてそのまま録音できるのだ。
宅録だと、4バス以上のミキサーを使う人は
そういないだろうし、この録音の手軽さは
すごい感動的だった。
WORDCLOCKのインアウト、SMPTEインアウトも
ついているので、同期も今のところ問題点無く
やり取りできている。
ソフトシンセで内部完結の人には
ちょっとオーバースペックだと思うけど、
外部音源があって、簡潔なシステムを
作りたい人にはかなりオススメの一品。
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ちょっとしたトラブルのメモ書き。
音がでない? 828mkII トラブルシューティング
レビューその2はコチラ→
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