桜の花見ながら不忍池をぐるりと 1（KLASSE S）

桜満開ですよ。
…去年の4月の写真だから。

時折、小雨ぱらつく曇り空。
せっかく桜咲いてるのに
なんだかなーと損した気分になりがちだけど。

うっすらと明るい光に透ける花びらは、
儚さの中に、妙な艶かしさが
素のまま隠れもせずに居らっしゃる。

晴れてたら、水面のきらきら反射も綺麗なものだけど

暗めに深まる池の水に
発光してるんじゃないかと思いたくもなる、
ほんのりピンクの浮き上がり。

この、しだれ桜？の木は
不忍池周辺だったかな…
それとも道路渡って階段昇った上野公園内の方だったかな？

なんでかわからんが、写真で見返すと
老婆の能面（というか役柄というか）を連想するなー…。

どんどん増える高層マンションに
取り囲まれて、いきなり緑地。

いったいどこだここは、と
居ながらにして
ふとツッコミたくなってしまうのも上野のいいところ。

余談ですが、実際ここから歩いて帰れるところに
ちょろっと住んだこともありました。

台東区側は、景観条例だかなんだかで低層住宅しか建ってないとかなんとかで
眺めはそりゃもうべらぼうにいいよ！

ただ高層マンションて要するにデカいから何が困るって
修 繕 工 事 期 間 が 長 過 ぎ る
2ヶ月どころじゃなくメッシュシートの内側でつまらない景色だった記憶が…。

さて写真に戻って。
水鳥さんが、ぞろぞろこちらに向かって来るぞ。

特別人懐こくもない
しかし警戒心もそこそこ薄いので
ちょっと眺めてるだけでも、いろんな動きを見せてくれる。

ちゃぽん！と潜ったら、
わずかに見える軌跡から予想して…

水面に出て来るタイミングを当ててみるなど。

おや、白い花の桜もあるんだねー。

遠くに弁天堂…と、やっぱり写っちゃう高層マンション。
こういうのも、
なんだかなーと思いつつ
雑多にわけわからない混じり具合なところが、いいところ。

個人的には
小洒落てほしくない街ナンバーワン。
下町風情をヘンに押し出してほしくない街ナンバーワン。

八重咲き桜は、いつ見ても
美味しそうなぼたもち呼ばわり。

…などと言っているから
毎回、ここに来た後は
みはしのあんみつで腹一杯。

カメラ：FUJIFILM KLASSE S
フィルム：FUJIFILM NATURA 1600
使用アプリ：Aperture (￥6,900)

→ KLASSE Sは、水面の描写がお気に入り！つづきのその2はコチラ

同じ日の別カメラ
→ OLYMPUS E-520『不忍池、飛ぶ鳥』

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