Cherryスイッチのばらしやすさに感動。
かれこれ4年近くDIATEC FILCOのMajestouchを
愛用していたのだが、なんだかテンキーの0がおかしい。
反応しなかったり、一回しか押してないのに00って入ったり。
しょうがないのでキーを全部外して掃除ついでに
ドライバーで0のキーのスイッチをガチャガチャいじってたら
とうとう全く反応しなくなったりね。え?
いやいやいや、どーすんのよこれ。
メカニカルな故障ならひょっとしたら直せるかもしれない。
ばらしてみよう。
まずはキーボード裏、3カ所ねじを外します。
真ん中のシールに「Do not Remove(剥がすなよ)」って書いてあります。
容赦なく破ります。メーカーの保証はこの時点で消滅します。
4年使ったキーボードの何が保証されるというのだ。
前側は4カ所ツメがあるので、
傷つけないように慎重にパカっと開けます。
ちなみにこちらが問題のスイッチです。
Cherryの茶軸スイッチとかいうやつで、
なんでもその筋の方には定評があるそうです。
裏返すと半田が2カ所。
ここにテスターを当てると、「ピー」って鳴りっぱなし。
つまり導通しっぱなしです。
原因はどこだ。
とりあえず2カ所の半田を半田吸い取り線を使って取り除きます。
これか、半田吸い取り機がないと半田の除去はとても難しい。
高い物ではないのでとりあえず何でもいいので
一つ買っておくのをお勧めします。
半田が取れたら、表側の矢印部分にツメというか
押す所があるので、押してスイッチを持ち上げるとすぽっと取れます。
とれました。上下に二つずつ爪があるので、ドライバー等で
折らないように慎重にカバーを外します。
バラバラっ。
思ったよりも簡単にバラバラになる上に、
仕組みが思ったよりシンプルでちょっと驚き。
で、原因はというと、
黄色い部分がスイッチ部分の接点。
赤い所が少し変形した事で
接点が浮かばず導通しっぱなしになったみたい。
というわけで、赤い部分をピンセットでちょいちょい整形。
スイッチを組み立てた時点で接点が浮くようになればOK。
一応その時点でテスターを当てて導通のチェック。
後は組み立てるだけ。
この作業、
なんだかとっても、
元通り。
というわけで完全復活!ついでに細かい所も掃除して
むしろトラブル前よりスッキリ!
スイッチも思っていたよりも構造がシンプルだったので、
金属疲労で折れちゃうまでは整形で直せる気がする!
折れちゃっても、スイッチ部分だけを確か
千石電商で売っていたのを見た事があるので、
むしろ樹脂部分が破損しない限りは直せるかもしれない。
しかし千石電商のページが現在おかしなエラーで見れないんだが、
大丈夫かな…?
ともあれ、FILCOのキーボード、復活!
ところで、4年前にこのキーボードを買った時の記事、キャラがおかしい。
買ったばかりで浮かれていたのだろうか。。。?
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