症状
・フィラメント交換時の引き抜きが異様に硬い
・プリント時、徐々にフィラメントが出なくなる
・エクストルーダーからカタカタ空回りする音が聞こえる
こんな症状が出始めて一月ほど、
まともにプリントできなくなってしまったので
徹底的に調べた結果、フィラメントをとかす
ヒートブロックにつながるベンチュリーパイプ
…の中に入っているテフロンチューブが無くなっていました。
解決までの死闘は後で書くことにして、
先に具体的な修理内容を書いておきますね。
テフロンチューブ交換手順
まず説明書を見てフィラメントを出すノズル部分を取り出します。
ペンチなどでパイプ部分を外します。
外しにくい場合はヒーターの穴にドライバーとか棒状のものをさすと回しやすいです。
中を覗き込んで入り口と同じ太さ(2mm)のチューブがきれいに見えていれば
ここは問題ありません。他に原因があると思います。
necobitのケースでは中のチューブが 何 故 か
残っていなかったので
新しいチューブに変えることにしました。
(原因は後述)
まずはパイプ内部のカスを完全に取り除きます。
今回取りづらかったので3mmのドリルを手で回しながら
削り取りました。
テフロンチューブ、内径2mm外径3mm(厚み0.5mm)です。
奥まで差し込んで、元に戻して完了です。
(写真はテフロンチューブをわざとはみ出させてます)
…これだけ書くととても簡単ですが、
ここにたどり着くまでの死闘が1ヶ月位あって
悔しいので以下に記しておきます。
解決方法がわかれば良い人は
読まなくても問題ありません。
死闘
ことの始まりはノズル詰まりの頻発。
(恐らく)今回の件とは関係ない詰まりが
頻発したのでノズルを交換したんですね。
その時の写真がこちら。
…見事なまでにテフロンチューブが引っこ抜けてますね。
今記事を書くために写真を見返していて
ひっくり返りそうになりました。
あろう事か、これを溶けたフィラメントと勘違いして
捨ててしまった人がいるらしいので
みんなはくれぐれも捨てないよう
気をつけてください。
その後やったこと
ノズル手前のフィラメント冷却ファンの
場所を間違えて冷却不良だった!
さらにそのファンの向きが逆だった!
…かもしれないけど直らず
フィラメント送りが空回るので押さえつける力が足りないのかも!
分解と清掃は数知れず。
そんな中回転中のファンの表裏をひっくり返そうとして羽根を折ってしまったりした。
フィラメント送りのギアが見た目わからないけど調子悪いのかと替えを注文してみたりした。
そしてまだ少ないSnapmakerの情報を探して
ネットの海を泳ぎ回っていると、ノズル交換の解説をしている記事に
テフロンチューブの情報がありました。
ただこちらでも「中に入っているよ」というだけで
破損やましてや間違えて紛失に気をつけよう
なんて書いてはありません。
予備のノズルでうまく行かなかった原因は謎ですが、
一つ賢くなったので良しとしましょう。
みんなも溶けたフィラメントとテフロンチューブを
間違えないようくれぐれも気をつけてください。
中興化成工業 PTFEチューブ(1m巻き)TUF-100 2mm×3mm×1m 1巻(1m)
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