FUSION360でイラストから3Dプリンター(Snapmaker)用のデータを作る

さて、せっかく3Dプリンターを手に入れたので
他人のデータではなく自分で作ったデザインを
プリントしたい。
しかし1から3Dのモデリングをするのは
大変なので、普通に描いたイラストを3Dプリント用の
データにしてプリントしてみよう。

1514847380611
まずはイラストを描く(イラスト提供:DIY道楽のテツさん

kakudai
圧縮データや紙ベースの場合はこういうゴミがあるので、
こういのを手っ取り早く消します。

glay
フリーソフトのGIMPで画像を読み込んで、グレースケールにします。

sikii
しきい値を設定すると白黒2諧調になるので、
いいあんばいに調整したら
圧縮されないPNG等で保存します。

inkimport
今度はフリーソフトのInkscapeにPNG画像をインポートします。

inktrace
「パス」から「ビットマップのトレース」を選びます。

inktrace2
イラストデータをアウトライン化したデータができますが、
この状態だとイラストデータの上に
アウトライン化したデータが重なっているので、
イラストデータを削除します。

inktrace3
なんか適当に動かすと重なったデータが現れるので、
ギザギザっとしたイラストの方を消して、
「プレーンSVG」で保存します。



次はFUSION360を立ち上げます。

fusionsgv
挿入からSVGを挿入を選びます。

fusionsgv2
こんな感じで読み込まれたら成功です。
もし出てこない場合はイラスト(画像)データが残っているとか
Inkscapeの段階で何か間違えていることが多いので、
戻って確認しましょう。

fusionsikaku
イラストの周りを囲うように四角のスケッチを作成。
別にまるでもスプラインでも囲っていればよいです。

fusionoshidashi1
イラストのアウトラインを全部選択して
(シフトを押しながら選ぶと複数個所を選択できます)
「押し出し」を選択します。

fusionoshidashi2
浮き上がらせたいだけ押し出します。

fusionoshidashi3
次は土台となる四角と顔の内側とかを
全部選択して押し出しますが、
四角が見えない場合は「スケッチ」の部分の電球を
点灯させると現れます。

fusionoshidashi4
当然、土台は絵よりも少なめに押し出します。
これでモデリングデータは完成です。



fusionoshidashi5
「メイク」から「3Dプリント」を選択。

fusionoshidashi6
「3Dプリントユーティリティに送信」では
Snapmakerには送れなかったので、
チェックボックスを外してOKするとファイルが書き出せます。

sm3d
後は3Dプリントユーティリティに読み込んんで、
直接プリントするなりデータを書き出してプリントするなりします。

出来上がったものがこちら。
IMG_20180103_115006
取り付け用の穴を開けたりしたけど、
極力簡単に作る内容を説明したかったので省略。

以上です、これで簡単にオモチャが作れるよ!
ていうかDPZの石川さんが内容がほとんど同じ
丁寧な解説記事を書いてたよね!(書いてから気が付いた)
ライターであり編集者でわかりやすいからあっちを見ればいいだろ!

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作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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