落ち着いて、MacBook Airケース試作品 2

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カバンにすっと収まるスリムなデキる感…!
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シンプル無駄無しピッタリサイズ。
どこまで薄くなれば気が済むのかノートパソコン
MacBook Airのケース、試作品その2が出来ました。

思いついた勢いで作って
うっかりiPadケースになってしまった前回
学習したことを踏まえながら
もうちょっと落ち着いてやってみると…当たり前の発見はまだあった。

入れるモノに合わせて取ったサイズは、内寸である

何もかも上から目線で見渡せる状態だと、全く当たり前。
しかしここが、裁縫初心者には最大の罠!(自分だけか)

画像でも、その点を重視してしつこく確認しながら進めます。
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MacBook Air 13インチは、A4サイズ縦2枚を横に並べた幅より小さい。
このA42枚を重ね合わせて貼りつけ
中身=ノートパソコンより一回り大きいサイズの紙にします。

そのサイズにプラスして
最後にケースの入り口を折り返してとじ込む分も、取っておきます。
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これが、ケース内寸+口折り返し分の型紙

これはまだ内寸サイズです。これはまだ内寸サイズです。これはまだ内寸サイズです。これはまだ内寸サイズです。これはまだ内寸サイズです。

忘れてうっかりしてると
再び13インチが入らないMacBook Airケースになってしまうので5回書きました。

内寸型紙に、中綿の厚み・縫い代を加えて布をカット

前回、緩衝剤といえばプチプチでしょー!と
やってみたら実際カサカサ音がして恥ずかしかった。

そして新たな候補にあがったのが
座布団にするには薄っぺらい、高反発ウレタンスポンジ。
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…そうそう
クッションや座椅子に低反発が持て囃されているけれど
高反発の方が、腰に合う場合もあるんですよっ…

しかし家にあったこの高反発スポンジは
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モバイルケースのインナークッションにするには、ちと厚い。
1cm、両面合わせて、つまりケースだけで2cmの厚み。

それだけでカバンがパンパンになっては
MacBook Airが薄っぺらい意味が分からないーー!!

素材調達の時間が取れないので、
今回は中綿を、5mm厚のキルト芯にしました。
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さっき取った型紙の、ケース内寸部分。
これに、さらに厚みと縫い代の、余裕を持たせた分
感覚で言うと内寸より二回りか三回りデカい、
中綿用のキルト芯を、2枚。

同じくケース内寸+厚み+縫い代
さらに、入り口の折り返し分も含めた
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表布2枚、裏布2枚。

なべつかみ製法…というか、完全になべつかみだ…

前回同様→ 手作りミトンの作り方|ねこ・いぬ手作り雑貨ブログ・Capri
コチラの方法を参考にいたします。
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 表布(中表)
 表布(中表)
 キルト芯
 裏布(中表)
 裏布(中表)
 キルト芯
この順番に重ねる。

画像では、ケースの入り口を下に向けて置いてあります。
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つまり、この状態で重ねた布をめくると…
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口折り返し分の無い、キルト芯は2枚とも上に寄ってる。

中綿も同じキルト芯だし、形が違うだけで
もはやまるっきり鍋つかみパソコンケースです……。

ま、あの斜め格子のいかにもキルティングステッチが無いから
ぱっと見、鍋つかみと同じとは気づかれないであろう。

できあがり線=外寸を引いて、その線を縫う

重ね合わせた6枚を、ズレないように待ち針して
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ケース外寸サイズの線を、描いてしまいます(消せるチャコペンで)。

内寸と外寸でそれほど差があるわけないんですけども
うっかり内寸をできあがり線に勘違いすると、
縫い合わせてひっくり返して…
中綿の厚みと縫い代の重なりが
一回りも二回りもマイナスに働いて
13インチの入らないMacBook Airケースになってしまうわけです。
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線の上を、ミシンで直線縫い。
前回べらぼうにミシンが進まず縫い目が詰まったのは
プチプチのビニールが相性悪いせいだったもよう。
今回はまるで問題無くスイスイ〜。

でも調子に乗って、縫い目が曲がると
それはつまり
できあがり線が曲がる=ケース本体の見た目が曲がる
…ゆっくり注意注意。

縫えました。
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縫い目をぶっちぎらないように注意しながら、
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出来る限り、縫い代をギリギリまでカットします。
これたっぷり残しておくと、ひっくり返した時にモコモコと邪魔に。
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ぱっ
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くり!

ケース本体内側と
まだ中綿丸見えなのでそっち側からも手を突っ込んで
角を出して、キレイに伸ばして、中身を整えておきます。

三つ折りより楽そう?な、入り口の閉じ方

中綿丸見えの、入り口部分を閉じていきます。

ふつうは表布・裏布を合わせて、三つ折りして縫い合わせ。
しかし
折った厚みでケースの入り口が狭くなるのを、少しでも減らしたい!

まず裏布を…
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ケース本体の内側ではなく
中綿の見えているところへ、一回だけ折り込む。

同じく表布も…
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中綿の見えているところへ、一回だけ折り込む。
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この表・裏を合わせて
ケース全体の入り口ぐるりを一周縫えば…
三つ折りではなく、二つ折り!
折る厚みを一回分減らして、布の切り端をとじ込むことができました。

完成!そしてさらに要望。

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(この写真と記事冒頭の写真は、クリックで拡大表示できます)
カメラ:Apple iPad(第3世代)
使用アプリ:Zitrr Camera – Zitrr Studios
使用ミシン:JUKI HZL-F400JP

とりあえずのキルト芯中綿なので
衝撃吸収の点では、カバンの中で他のものに傷つけられない程度
持ち運びグッズとしてはやっぱりもう一歩!強度が欲しい。

実際出し入れしてみて気づいたのは、裏地が滑らないとちょっと入れにくい
ピッタリサイズなので尚更!ツルスベだけど落ち着いた布がいいな。

あとはアレだ。アダプタその他、周辺機器ポケット
一緒にカバンに入れればいいけど、やっぱり同じケースにくっついてれば安心。

ふむふむ。もう一歩ですぞ。

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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