Slim Phatty買ったらとりあえずこれやっとけ!セッティング

リードに、ベースに、効果音、ドラムにも。
と、縦横無尽に活躍するMoog Slim Phatty。

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最初ちょっとしたセッティングでおかしな挙動をしたり、
MIDI制御ならではの悩みが発生したり、
これはあった方がいい!的なアイテムが出て来たりしたので
そのまとめ。

その1 MIDI制御の場合はローカルコントロールをOFFに!

これをしてないと自分で自分を制御しつつ、
さらに同じ制御をMIDI経由で受ける事になるので
挙動不審になります(笑)

その2 MIDIは14ビットモードがオススメ!

MIDIは128段階7ビットのデータなのでフィルター系のパラメーターをいじる時に
データが荒すぎてピロロロっとした変化になっちゃうけど、
14ビットモードにしておくとあら不思議、
16384段階の変化になるので滑らかな変化になっちゃいます。
こんな方法良く考えたなー。
ちなみに、14ビットモードにすると、
CCナンバーは二つを組み合わせたものに変わるので
後から編集するのはちょっと難しい。

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14bitのMIDIデータ。
実際に動かしているパラメーターは3種類。
記録されるコントロールチェンジは5つ。

その3 フィジカルコントローラーが一つあると便利!

Slim Phatty、鍵盤つきのLittle Phatty共に、
一つのツマミに複数のパラメーターが割り当てられている。
どのパラメーターを操作するかはツマミの下にあるボタンで選べて、
特に操作しづらいという事はないんだけど、例えばカットオフと
レゾナンスは同じツマミなので、そのままでは同時に二つのパラメーターを
操作する事ができない。フィルターは結構同時操作するので、これは困る。

ということで、「ポットマッピング」という、
ツマミに好きなパラメーターを割り当てられるという機能も搭載されているんだけど、
今何をいじっているのか混乱しやすかったりして、個人的にはイマイチ。

で、解決策としてフィジカルコントローラーを買って
片方のコントローラーをMIDI経由でコントロール。
両方でもいいけど、このコントロール方法だと
強制的に7bitコントロールになってしまう。
どちらかだけでも14bitでコントロールした方が
音色変化は滑らかなので、片方だけ。

以上、メモ書きレビューでした。

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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