機材レビュー MOTU Dynamic Equalizer

本日は珍しくDigital Performer8に付属のプラグイン、
MOTU Dynamic Equalizerについて。

イコライザーというと、一般的には
特定の周波数を削ったり膨らませたりして音色を変える
ものだと思います。

20141108dynaeq
このMOTU Dynamic Equalizerもやる事は同じですが、
一つ違うのはDynamicに反応してかかるという点です。

通常EQというとGain、Freq、Qといったパラメーターで
操作するのですが、Dynamic EQはそれに加えてスレッショルド、アタック、リリース、
レシオとまるでコンプレッサーの様なパラメーターです。
実際、コンプと同じ様に、Freqの周波数域がスレッショルドの値まで
音量が大きくなった時に初めてEQの効果がかかります。
逆に、それ以下の時は音質が変わらないという事です。

わかりやすい所でベースなんかは、音程が上下していく中で
特定の音程を弾いた時だけ「ボワーン」と音が膨らんで
邪魔になってしまう時があります。
普通のEQで処理した場合は通常一律に削ってしまうので、
(オートメーションを書かない限り)全体通して
特に邪魔ではない時も音が削れてしまい音色が変わってしまいます。
そういう時にこれを使って削ってやると、
膨らんだ時に邪魔な分だけを削るといった事が出来るのです。

そこだけ実際に音量を下げて対処するという方法もあるので、
一概にDynamic EQが万能で全部に使える訳ではありませんが、
目的とマッチした時は非常にありがたいプラグインなのでした。


→ この上に動画が表示されていない場合はYouTubeで視聴できます。

この効果音はGumroadで購入できます
ロボット起動音・目が光る(効果音)Turn On The Power 2 Sound Effect
(48kHz 24bit)

この効果音も、最初の音の「ブイーン」という音が
とても膨らんで邪魔だったのでDynamic EQで処理しました。
2回目と3回目は元々膨らんでいないため影響はありませんでした。
便利!

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作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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