近未来なリューター 工具(効果音作り方ミニ解説)Future Pneumatic Grinder Tool Sound Effect

今度は完全にコントローラブルな歯医者サウンドです。


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近未来なリューター 工具(効果音)Future Pneumatic Grinder Tool Sound Effect
(48kHz 24bit)

以前作った歯医者のドリル
これは音のオンオフをシンセ側でランダムコントロールでしたが、
今度は鍵盤で完全にスイッチオンオフをコントロールできます。

まずシンセはモノモードにします。
これで、一度鍵盤を離してドリルサウンドが消える
(=回転が止まる)前に再度鍵盤を押した場合に
減衰が消え、一つのモーターの様に聞こえます。

20141003massive1
ピッチエンベロープがコチラ。
普通のエンベロープに見えますが、
ポイントは5LFOがアタック、サスティンレベルを
モジュレーションしている所です。
ではこの5LFOが何かというと…

20141003massive2
ノイズです。これをすることで音量がランダム変化するので、
「カリカリカリカリ」といった、
シンセのピープーサウンドではない
ノイジーな音になります。
しかし、このノイズLFO、
結構短い周期を持っているので、そのまま鳴らすと
完全ランダムではなくノイジーだけど周期的変化を持っている
音になってしまいます。
なんとかしてごまかそうとしたのが黄色矢印。

20141003massive3
このベンディングを5LFOのXFadeにかけることで、
5LFOの上下二つのノイズLFOが不定期に入れ替わるので、
ほぼ完全ランダムな変化が得られます。

ちなみにこのノイズによるモジュレーションが無いと
全く持ってリューターの音に聞こえません。
ノイズって不思議ですね。

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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