デジカメとフルマニュアルの一眼レフ。
マニュアルのスメハチ、LOMO 135Mとかと全てオートのNATULA BLACK。
necobitの持っているカメラは両極端だ。
少しは操作してコントロールできるけど、露出とかはオートでやってくれる。
そんな適度なコントール性と適度な投げっぱなし感を持ったカメラはないかなー?
と、探していたらやはりオリンパスですか。OLYMPUSですか。はい。
XA2というカメラ、フォーカスは1mから近い、中ぐらい、遠いの3段階。
露出はオートだが、レンズにはしっかりとZUIKOの名前が。
ハードオフのジャンクコーナーで発掘して、買って返って電池を入れて、
シャッターボタンを押したらなんと普通にシャッター切れるじゃん!
カシャ……………パシュ。
…?なんで2秒ぐらいシャッター開きっぱなしなの?
光のセンサー部に強力なライトを当ててもあくまでシャッター速度は2秒。
そのあまりの強情さに、ついには分解の魔の手が忍び寄るのだった…。
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ぐしゃー。
簡単にバラしたように見えて、部品の場所を確認しながら、
極力変なものを外さないように部品を取っては戻し、取っては戻しで
2日が経過。
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このオレンジ色の部品。これが光の量を測るフォトレジスタ(CdS)というやつらしい。
あたる光が強くなると抵抗が下がり、暗くなると抵抗が大きくなるという
人知を超えた挙動をする不思議な代物。
この抵抗を測ってみると、暗所でだいたい1.5MΩ位、
強力ライトを当てて1.2MΩ位。
そして、いつだったかなんか面白い部品だなーと思って
買っておいたCdS。そちらの抵抗を測るとさっきと違って、
明るいときの抵抗値が0にかなり近い。
果たしてこれはそういう種類のものなのか。
しかし他に断線も見つけられないので、
ひとまず手持ちのCdSに変えてみよう。
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さっきのオレンジのCdSから出てきた配線はここについているので、
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手持ちのCdSに換装。
抵抗を間に挟んでいるのはCdSの抵抗値が違いすぎて
うまく動かなかったので、代わりに抵抗を挟んだ。
よく考えたら、抵抗値が変わればいいんだから、
可変抵抗をつけてチェックすればいいんだった。
調査の結果、
約500kΩ→シャッタースピード2秒(最長)
約333kΩ→1.5秒
約20kΩ→最速ではないけどやや速い。
抵抗無し→多分最速。
みたいな感じだろうということがわかった。
基盤部の半固定抵抗でもオフセット的な調整はできたけど、
あくまで全体をズラすだけで反応する範囲を
広げたり狭めたりというものではなかった。
えーつまり、カメラに収まっている状態で、
0Ω~500kΩ位まで可変するCdsに付け替えればいいと。
実際には、Cdsの前に調光用のプレートがあるので、
0Ω~1MΩとか、2MΩ近くまで可変するやつを探せばいいのかな。
どういう理論で動いているのかが少しだけ理解できたので、
今度秋葉原でも言って部品を探してこよう。
追伸
行方不明になったネジ:一本
底面付近からポロポロ落ちてきた
出所不明の銅っぽいワッシャー:4つ
一応動作はしてるみたいだけど…。

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