結構久々に美術館へ行ってきた。
今日の目的は上野公園外れの東京藝大美術館で開催中のシャガール展、
正式名称、
「ポンピドー・センター所蔵作品展 シャガール―ロシア・アヴァンギャルドとの出会い~交錯する夢と前衛~ Marc Chagall et l’avant-garde russe dans les collections du Centre Pompidou」
へ行ってきた。正式名称がわかりにくいと思うのは素人だからだろうか。
美術館では最初から最後まで圧倒されっぱなしだった。
本物のシャガールを見たのは初めて。
油絵の中にある立体感の前に立ち尽くす。
ポカーンと突っ立って絵を長い間眺めてしまうことしばしば。
えらくカタコトな文章だけど、見てる間もそんな感じ。
上の挿絵は幻影だと思ってよい。
難しい分析やなんやは玄人の人に任せるとして、
necobitとしては絵から発される何かをギュワーっと吸収してきた、つもり。
展示の最後にリトグラフやポストカードの販売があるんだけど、
本物をよーく見ておくと、「原画のすばらしさ」みたいなものがよくわかる。
井上雄彦の原稿を見た時も同じ様な感想を持った。
昔まだ、コピーやプリントでしか作品を見た事がなかった時は、
本物とプリントで、いったい何が違うのか想像もできなかったけど、
絵というのはプリントすることによって消えてしまう情報が実はかなり多いみたいだ。
わかりにくい例えをすると、CDで聞くフルオーケストラと
生で聞くフルオーケストラの違いみたいな。うん、やっぱりわかりにくいからいいや(笑)
リトグラフやプリントはいろんなところで見ることができるけど、
原画を見ることができる機会なんてめったにないので、迷っている人は迷わず行こう(?)
シャガールのサインは、初期のころから一貫して「A」が大文字になっているのが
かっこよかった。「ChAgAll」
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