燃料コックの負圧バルブ交換が終わったら、今度はキャブのジェット交換いってみましょ。
まずはエアクリーナーの状態でも確認しとこうと、上から開けていく。
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うーむ。
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結構汚れてるな。
一応まだ使えそうだけど、変えたほうが多分よかろうということで、
パーツ屋さんに部品の取り寄せを頼むと、ケース丸ごとではないが、
このフィルター部分だけではなく周りのプラの部分と一体部品らしく、
4000円ですと。高っ!
一瞬デイトナの汎用ターボフィルターを切って使おうかと考えたが、
VTZに関してはなにより寿命を延ばすのが第一なので、
その点では純正に勝るものなし!ということで、注文しておいた。
次回メンテ時に交換しよう。
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上からどんどん取っていこうとしたら、
エアクリーナー側の最後のネジがえらく硬く、
「ま、別に上から開けなくてもいいか。」
ということで、インマニ(※)側のバンドのネジを緩めて下から外す。
無理してマニホールドが裂けたりすると笑えないので、
やや慎重にズボッと外す。
※インマニ
インテークマニホールドの略。
一般にはキャブとシリンダーを繋ぐパイプのこと。
ちなみにエキマニ→エキゾーストマニホールド。
マフラーの集合部だと思う多分。
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ワイヤー類がねじれない様にしながらひっくり返して、
フロートチャンバーを開腹。
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やっぱ錆が来てるなー。
黄土色のマイナスが切ってある二つが今回の交換部品、
左からメインジェットさんとスロージェットさんです。
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一目瞭然のこの差を見よ!
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フロートチャンバーにもかなりの錆が。
こりゃ早いところタンクをどうにかしたほうがいいかもな。。。
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そして前回開けた時にやってしまった
前方のキャブレターのスロージェット。
結構しっかり締まっている上に、ここまでなめてしまうと
マイナスでさらに力を加えるのはかなり怖い。
(真鍮なので、結構柔らかいのだ)
そこで今回の秘密兵器登場!
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ネジザウルス。(メーカーリンク)
なにが画期的かって、普通は横に掴むペンチだが、
ネジザウルスは縦にネジを掴めるのだ。
これがどういうことかというと、
舐めてしまったネジを外すのに絶大な威力を発揮するのだ。
上の潰れかけの溝のスロージェットを見ると、
横から他の部品が邪魔をしてどうやってもつまむことができないけど、
ネジザウルスなら縦につまんでねじることができる!
これで回らなかったらアウトなので、まずは556を吹きかけてしばらく待つ。
その間にフロートチャンバーを洗ったりしてちょっと時間を置く。
そして運命の瞬間。
ネジザウルスでスロージェットの先をつまんで(縦でも隙間が狭く
かなり掴みづらい)気合一発!
バキバキバキッ!
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スロージェット本体は満身創痍になりつつも、
取り外し成功!コレ自体は交換パーツなので問題なし!
ネジザウルスありがとう!ネジザウルスばんざい!
VTZの戦いはこれからだ!
necobit先生の次回作にご期待下さい!
…ていうぐらいテンション上がってたんだ。
後はバキバキと削れたスロージェットのカスを
パーツクリーナーでぶっ飛ばして取り除く。
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そしてメインジェット、スロージェットを交換する。
番手はノーマルと同じ
メインジェット#110
スロージェット#35
を取り付けた。
後は全部元通りに組み付けて、エンジン始動。
当然だが、ちゃんとかかった。
暖気をしてから少し走り回ってみると、
エンブレ時のボコボコした感じはなくなった。
ただ、アイドリングからスロットルをハーフオープンすると、
少しもたついた感じがするのは相変わらず。
ひょっとするとモリワキフォーサイトでのセッティングが
出きっていないせいかもしれない。
まあ、日常の走行ではまず問題ないので、
ひとまずこれで様子をみつつ、燃料コックの負圧バルブを
変えたことで燃費がどう変わるかを観察しよう。
※後日、燃料漏れがとまっていないことを確認。
こりゃパッキン系かな?
以下使用したものの楽天市場リンク
ネジザウルス PZ-57
最後の手段として持っておくときっといざという時に助けてくれるペンチ。
サイズの大きいほうがある程度汎用性があるけど、
キャブのジェットの場合は一番小さいこのサイズがベスト。
クレ クリーナーキャブ
とてもよく汚れが落ちるけど、溶剤なので取り扱い注意!
プラ部品入れにこぼれたら部品入れが溶けた。
そろそろNS400Rも直しにかかるかなー。

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