3Dプリンター(と、レーザーとCNC)のSnapmakerを買ってから
色々なものを作っているが、
一般家庭で動かし続けるにはちょっと大きすぎる稼働音。
そうだ、箱、作ろう。
まずは雑に採寸して設計図を書く。
本当に、雑。
雑に書いたらおもむろにホームセンターに行って、
雑な図を見せてカットまでしてもらいます。
「え…なにこの雑なの」という目で見られることに
耐えられない人は丁寧な図を心がけましょう。
直線カットのみのホームセンターなので、
曲線は家でやる。
背面の配線用の穴は簡単だけど、
覗き窓は板の真ん中なので、
ドリルでジグソーの歯が通る穴を開けてから
広げていきましょう。もちろん場所とサイズは適当です。
ジグソーがなければ糸鋸を買ってくれば多分なんとかなります。
できたらコーキング代わりに木工用ボンドをつけて
ネジを打っていきましょう。
多少板割れをしても悲しんではいけません。
板の配置を間違えて平行四辺形になるなどの
苦難を乗り越え形になりました。
蓋はフチの所に端材をくっつけてギュッと
引っかかるようにしました。
使っていくうちにスカスカになるやもしれません。
のぞき窓はアクリル板とかでやるとベストですが、
ホムセンでは高かったので下敷きで代用しましょう。
雑すぎてセンターからずれている取っ手も
端材で作ったのですが、ネジの長さが合わず
もげたので新しいのを製造中。
底面には空気の吸気口を開けます。
排熱するために必要。
そしてここに裏ルートで入手した
高圧縮グラスウールの板が有ります。
こいつを吸音材として内張りするのですが、
家の消音や保温に使われるだけあって熱も籠もります。
高い周辺温度はプリントする樹脂によっては
いい事もあるんですが、あまり箱内が
高温になりすぎると制御系やモーターのコイルに
悪影響が出るらしいのでファンをつけましょう。
(実際熱が原因くさい造形乱れが発生しました)
使うのはアマゾンで適当に安いものを見つくろってこれ。
線が3本ありますが、赤と黒の線に12VとGNDをつなげば良いです。
Raspberry Pi Zero WH+Octoprintで
リモートコントロール+カメラで監視をするのですが、
中に配置すると熱で動作不安定になったので
外に置くことにしてカメラ引き込み用のスリットを雑に開けます。
グラスウールボードはコーキングでしっかり貼り付け。
カメラはこんな感じのものを作って
グラスウールボードの隙間に
薄い部分をはさんで簡易固定します。
ボード自体の硬さや密着具合に左右されますが、
ネジもテープもいらないし調整も楽です。
Thingiverseにアップしました。Aliexpressで
買った安物だけど多分V1.3の寸法だと思います。
V2では試していません。
ファンの所に12Vがあるので車用のルームランプを
カメラ用照明として使います。
カメラ側から照らさないとちゃんと映らないのですが、
これだと蓋を開けたときに眩しいのでまだ配置検討中。
比較動画。
すげえ。
隣の部屋ならまず問題にならない。
同じ部屋でも慣れれば問題なく
寝れるくらいの音量に下がりましたよ。
でも200度以上のノズルが樹脂を溶かし続けています。
火事には十分気をつけましょう。
グラスウールボードは反則だけど、
ウレタンマットとかでもいいし、
何なら内張りなくても結構効果は
大きいのでオススメDIYでした。
こういうのはきっちりやろうとすると
すごく大変なんですが、
雑に作っても役に立つのでみんな作ろう。
1番大変なデカイ板のカットをホムセンに
任せれば後は気合でなんとかなります。
Raspberry Pi Zero WH+Octoprintに
ついてはまた後日記事にします。
未知との遭遇。
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