泡をつぶす・滴がはねる(効果音ミニ解説)Popping a Small Bubble Sound Effect

鍵はコンプの使い方です。


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この効果音はGumroadで購入できます
泡をつぶす・滴がはねる(効果音)Popping a Small Bubble Sound Effect
(48kHz 24bit)

20141121massive
色々試してみましたが結局ノイズ1つ、フィルター1つ、
アンプADSR1つのシンプルな音が素材になりました。
この状態だとノイジーなシロフォンみたいな音で
とてもプチプチとは聞こえません。

20141121c1
そこでコンプの出番です。
色づけ等は必要ないのでどんなコンプでもいいと思います。
見ての通り激しく潰すセッティングですが、
ポイントはアタックタイムです。

20141121_comp1
これが何もしない状態の波形だとしましょう。
その他のパラメーターの説明は思いっきり
省略しますが、アタックタイムというのは音が鳴ってから
圧縮がかかり始めるまでの時間を調整するパラメーターです。

20141121_comp2
アタックタイムが早いと、
音がなってすぐに音がつぶれるので、
アタック部分も他と同じレベルに圧縮され
アタックの弱い「シュ」という音になります。

20141121_comp3
逆に遅いと音がなってからつぶれるまで
時間がかかるため、アタックが大きくなり強調されます。

20141121_comp4
今回のイメージとしてはこんな感じです。
一瞬だけでかい音をならして後は小さく。

この手のパチッとかプチっというのは
アタックだけはとても大きい事が多いため、
それほど大きくないと思って録音すると
クリップする事がよくあります。
これをシンセで再現するにはシンセ側でエンベロープを
描くよりもコンプで再現した方が楽です。

コンプというとミキシング時の音量制御が
定番の使い方ですが、効果音の場合は
エフェクトとして積極的に使うと面白いです。

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作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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