野球・金属バット打球音(効果音)

もう一回作れって言われても多分作れません。


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野球・金属バット打球音(効果音)Metal Baseball Bat ( Sound Effect )
(48kHz 24bit)

金属系の音は今までも
鍛冶屋系のガンガン叩く音
仏壇系のチーン
その他色々作って来ましたが、
金属系としては最高難度の音でした。

インパクトの瞬間のガッツリした激しい音はともかく、
キーンという金属音が徐々に高くなって行く部分、
あれはいったいどういう作用なのか、未だに分かっていません。
バット内部の反響?周りに発散された音が変調?
あの音がバットそのものから出ているのか、それとも
一度外に出た音が周りの空間と作用する事によって
変調しているのか。
その辺はわからず、手探り状態で音を作りました。

が、これがまた全然ダメで一度諦めました。
いや、一度じゃなくて2度諦めました。
なぜなら、きぃーーんと高くなっていく音、
インパクトのガッという音、
それぞれ単体ではそれなりに出来ても、
一つの音にならないのです。
カッキーンが、「ああ、カッだね。それからキーンだね」
と、一人一人挨拶してくれる位まとまらない。

もう、諦めよう…
そう思った時に安西先生はバスケ部の監督なのでそばにいませんでした。
なので自力で試行錯誤します。

そして最終的にたどり着いた作り方は、


出来る限りFM8で作り込んだ音を、

歪ませる。

効果音の場合、歪ませる事の一番の効能は
音がひとかたまりになってくれやすいということ。
ポイントはそれがグシャグシャにならない様にする事。

そして、エフェクトを増やしてからさらに音を作り込んで行く場合は、
音を激変させる要素が増えた分さらに難しくなります。
一つの成分を強調するために、FM音源側をいじるか、
歪ませ側をいじるか、ある程度色々試した所で
やっぱ違うな、となると弄くり回しすぎて元には戻れない事も多々。

そんな苦労話もあって出来た音でした。

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

1件のコメント

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