第40回 東京モーターサイクルショー 2013 面白話(PENTAX K-7)

モーターサイクルショーで、気になった事はかたっぱしから
ブースの人に聞いてみたら凄く面白かった。

内容たっぷりなので、まずは目次から。

それぞれの項目をクリックすると、記事内の該当箇所へジャンプします。

 

HONDA GROM(MSX125)


ホンダのGROM(MSX125)
見た目の特徴、「ちっさ!」
何と言ってもNSR50なんかと同じ前後12インチホイールです。
前は倒立フォークだし、

リアはモノサスなので、率直に
「これは、どの辺りを狙ったバイクなんですか?」
って聞いてみたら、
ストリートユースを前提としていて、
APEとかみたいにレースベースとなる方向ではなく
あくまで実用車にスタイリッシュさを持たせる為のデザインとのこと。
エンジンはタイカブの125cc。
ハンドリングとかを実際に乗って確認してみたいな。

 

DUNLOP オフロード用タイヤ

ダンロップのオフロードタイヤがズラリ。
これだけ全て並んでいるのは滅多にないので、
ベタベタ触ってみると驚き!
(オフ向き)左 – 右(オン向き)
(※厳密にはジャンルに寄って分かれてるけど、簡単に言うと。)
という並びなんだけど、
右のストリート用のタイヤを触ると指で押せる程柔らかいコンパウンド。
アスファルトでグリップする為にはタイヤの粘りが必要ということですな。
で、一つずつ順に触って行くと、どんどんカッチカチになって行きます。
オフロードタイヤと用途に寄って必要なパターン、コンパウンドの硬さが
見て触って実感できる。これは面白いですよ。

 

PANOLINブースで小川裕之さんとお話


オイルのPANOLINのブースにエクストリームライダーの
小川裕之さんのバイクがあったので、「うお、タンクベッコベコ!」
と思いながら眺めていたらブースの人が話しかけて来たので、
「この小川さんという人、映像でよく見るんですよー」
って言ったら「あそこにいますよ」と。なんですとー!
というわけでインタビュー!

普通の乗り方から、曲乗りへの一線をどうやって超えたのかを聞いてみると、
「最初ゼファーに乗ってたんですけど、ウィリーとかしたくなって、
人に「ウィリーならスクーターがやりやすいよ」って言われて、
ゼファーを売ってスクーターを買いました」とのこと。
ゼファーよりスクーターが輝いて見える、そして乗り換える、
そんな勢いが必要なんですねー。

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でもやっぱりスポンサーがつくまではバイクも修理も全部自腹なので
相当大変だったそうです。
そして少しずつ応援してくれる人が増えて気がついた事は、
応援してもらう為にはただうまくバイクに乗れるだけじゃ駄目で、
その人の人格も含めて評価されるという事だそうです。
フリーで仕事する立場の人がみんなうなずく姿が見える様です。

というとても面白い話を聞かせてもらいました。
みんな一度はハンドルに足をのせてウィリーする姿とか見るといいと思うよ!
→ エクストリームバイク スタントライダー 小川裕之(OGA)さんのオフィシャルブログ

 

KTMの電動モトクロッサー


おおう、3年前のモーターサイクルショーの時よりかなり完成度が上がってる!


エンジンバイクではガソリンタンクからシリンダー周りの部分は全部バッテリー。
いわゆる電動スクーターとかはホイールに直接モーターがついてるのが多いけど、
これはエンジンバイクと同じスプロケとチェーンによる駆動。
だけどシフトペダルがない。
モーターは低回転からトルクが出るから変速機の必要が無く、
逆にその特性ゆえ、リミッターをつけてコントロールしているそうです。
へー!って思ったけど、全然乗り味の想像がつかない!

サスとモーターの間にあるのは、ラジエター用のポンプだそうです。
(ちょっと記憶が曖昧なので間違ってたらすみません)
ミッションがない上にシリンダーもないんだから
バッテリーを除くとえらいスリムなメカ周り。


ラジエターは小さいけど左右のダブルで結構冷却力が必要なんだな。


こう見ると全体におけるバッテリーの締める大きさが分かる。


KTMの人に「ズバリ、実用化の目処は!?」と聞いた所、
「バッテリーに関するインフラの整備次第」という答えが。
実用化してもインフラの規格が違うものになった場合は
全部ダメになっちゃうから、それがしっかりと決められない事には
進められないと。そりゃそうだ。
でもこれももう走る事は出来るらしい。頑張れ世界の行政!

ちなみにKTMはロードモデルを一通りモデルチェンジしたタイミングだったので、
レーサーやオフロード系の展示は殆どありませんでした。残念。

 

VESPA PX150


おお…ローマの休日のイメージが残るベスパもまだあるんだな…
と思って見たら、クラッチつきハンドルシフトでしかも2ストエンジン!?
びっくりして話を聞いてみると、マフラーの触媒部で排ガス規制をクリアしたそうで。
どの位触媒にパワーを食われたのか、他のバイクと比べてみたら
同じ排気量なら4ストの方がパワー出てる…。
やっぱり2ストで排ガス規制のクリアってハードル高いんだな。
でもこれセカンドバイクだったら楽しそう。

 

YAMAHA WR250R


まずまたがって、「低っ!?」
WRなのに172cmの自分が両足ベッタリ、ビックリの低さです。
話を聞いてみると、シートで2cm、サスで5cmのローダウン。

サスはリンクで落とすのではなく、純正のサスメーカーが再度
ローダウン用に開発したものを使用している為、乗り味が極端に
おかしくなることもないそうです。でもストロークが短くなっているので
大ジャンプとかはきついそうです。
WRはガッツリ乗る人が多いから、下手なカスタマイズは出来ない!
と、かなり本気で作り込んだ足回りの様です。

こちらはシートのみで2cmダウン。
正直これでも普通にまたがった状態で片足がしっかりつけるので、
KLXもローシート化、ありかも…なんて思ってしまった。
いやいやいや、その前に人間が適応していくのが先です。

 

YAMAHA SERROW250


セローのカスタマイズモデル。
PIAAのライトとか、ごっついスキッドプレートとか色々あるんだけど、
その中でもすっごく気になったのがコレ

サブフレーム…?にしてはただのパイプではなさそうだし…
YAMAHA POWER BEAM(ヤマハパワービーム)
という名前がちゃんとついている。
と、這いつくばって見ていたらヤマハの人が秘密を教えてくた。
これがサスベンション構造になっていて、
エンジンの振動、スピードが上がった時のハンドルの振動等、
ネガティブな要素を吸収してくれるとか。
サス構造でフレームのしなりを邪魔しないのがポイントかな?
T-MAXでは既に市販しているらしいけど、セロー用は
もうすぐ発売するそうです。

「セローを買っていきなりつけるより、
しばらくノーマルで乗ってからつけるとはっきりと
良くなったのが分かると思います」
という位自信満々でした。

で、今の所インジェクションモデルのみの対応予定らしく、
理由を聞いたら、取り付け方法の問題らしい。
フロントはフレームにクランプする構造だからどの車種でも
問題ないけど、後ろ側はイグナイターがマウントされている
ステーを利用してボルトオン出来るようになっているので、
逆にそこにステーの無いモデルでは使用出来ないと。
「じゃあ古いモデルの需要があったら…?」
と聞いてみたら「もちろん検討します」と言っていた!
旧セロー乗りよ、ヤマハに要望を!

モーターサイクルショーは、楽しい!

この日お話を聞けたのはこんな所でした。
necobitが今オフに乗っていて250だからその辺りの話が多かったけど、
スーパースポーツ、アメリカン、スクーター等々、
どのジャンルも充実してたよ!
どのブースの人も、知りたい事をすらすらと教えてくれる。
バイクのメカニズムや最新テクノロジー、はたまた開発状況等も
聞けばどんどん教えてくれるので、バイク好きは行って損無し、
モーターサイクルショー。

写真メインの東京モーターサイクルショー2013 カワサキブース(PENTAX K-7)

40枚の写真で盛りだくさんな速報記事はコチラ
速報!第40回 東京モーターサイクルショー 2013 行ってきた!(iPod touch 5th,PENTAX K-7)


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“第40回 東京モーターサイクルショー 2013 面白話(PENTAX K-7)” への1件のコメント

  1. […] んまに! 速報記事なのにむしろ、いつも以上の大量写真でお伝えします。 (→じっくりたっぷりレポはコチラ) どんどん縦スクロールでご覧ください! 場所は東京ビッグサイト。 今日 […]

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