LOMO 135 Mの使い方と写真

カメラ売り場のフィルムコーナーが、最近どんどん小さくなってないか!
フィルム自体は無くならなくとも
フツーの値段でフツーに手に入ってフツーに現像できる
今のうちにガンガン撮ろうぜ!

 1:フィルムの入れ方
 2:絞り・お天気マーク・距離の合わせ方、シャッターの切り方
 3:LOMO 135Mで撮った写真、オススメ使用法
 4:フィルムの巻き戻し方
  (↑クリックでそれぞれの項目へジャンプできます)

※以下の画像は、すべてクリックで拡大表示できます。※
※カメラ個体によっては、同じLOMO 135Mでも色や形に違いがある場合があります※

ちなみに、この記事の画像は作例・フィルム装填部分以外すべてAGFAPHOTO Sensor 830sの写真です。
2007年公開のものに、加筆した記事です。

ずっしりしっかり重いボディのわりに、幅は文庫本サイズ。
LOMO 135 Mの使い方と写真1

1:フィルムの入れ方

本体下のロックダイヤルを赤ポチに合わせます。
135film02.JPG
つまりロックが外れたということ。

カメラの上半分と下半分を
それぞれしっかり持って、だましだましゆっくりズラしながら
135film03.JPG
パカ〜〜ッと開けます。

上と下が分離しました。
135film04.JPG

フタみたいになっている圧板をひらきます。
135film05.JPG

フィルムの向きは、突起を上に。
右側にセットして、
左の柱(スプール)のミゾにしっかりと!差し込みます。
135film06.JPG

カメラのツメに、フィルムの穴がかかるか確認!
135film08.JPG

カメラの底から見たらこんな状態。
135film09.JPG

圧板を閉じます。
135film10.JPG
フィルムの上に圧板が正解。

カメラの上半分と下半分を合体させます。
135film11.JPG
ミゾが左右両側ともきちんと噛んでるか気をつけて、あせらずゆっくり。
閉まった!と思っても、スキマがこっそりできてないか確認!

本体下のロックダイヤルを、黒ポチにあわせます。
135film12.JPG
つまりロックしたということ。

そして、このダイヤルが締まってるか確認!
135film14.jpg
これを締め忘れるとフィルム空回りなどの原因に。

さっそく撮影!…の前に!

2:感度・絞り・お天気マーク・距離の合わせ方、シャッターの切り方

感度
入れたフィルムの感度(100とか200とか400とか)を
カメラ側にも設定してやるわけですが…
LOMO 135 Mの使い方と写真2
このカメラ、ISOじゃなくてDINかASAなのね!
簡単に言うと、DINは独規格、ASAは米規格、ISOは世界規格なんだって!
詳しいことはともかく、ASAとISOはだいたい同じなんだって!
というわけで、
入れたフィルムとだいたい同じASAの数字に、銀のレバーを動かして合わせます。

絞り
黒いギザギザのついたリングを回して、絞り設定。
LOMO 135 Mの使い方と写真3
このリングがむんぬすごぃ固い!(うちのだけか?)
爪おされしてる人は、カメラを買う前にココを試してみた方がいいかもよー。

感度を合わせた時の、レバーと共に動いてたイラスト。
これは、絞り数値と連動してるから
数字よくわかんないときは、
撮りたいもの(とその周辺)の明るさと、イラストから想定される明るさを合わせれば
写真が変に白飛びしちゃったり、暗く写っちゃったりしないで済む。
しかしまぁ海辺でぽつんと体育座りした人とか…伝わりにくい絵だなw

お天気マーク
撮りたいもの(とその周辺)の明るさと、お天気マークを合わせます。
黒いリング(細い方)を回して、天気の横に緑がつくように。
LOMO 135 Mの使い方と写真4
うちのはお天気マークが薄れちゃってるるる〜。

距離
撮りたいものまでの距離を、
黒いリング(太い方)を回して、数字と白線を合わせます。
LOMO 135 Mの使い方と写真5

さあ!いよいよシャッターを切るところ

巻き上げダイヤルを矢印の方向へぐりぐりと回します。
LOMO 135 Mの使い方と写真6
LOMO 135Mのおもしろいところは、1シャッター=1巻き上げではないこと。
ダイヤルを限界まで回すと、8回くらい連写でシャッター切れます。

ただし。

この巻き上げ機能がけっこう壊れやすいらしいので
どうしても連写しまくりたい時以外は
限界まで巻かず、1〜2回シャッターを切れるぶんだけ巻いて使った方がいいかも。

そしてここがシャッターボタン。
LOMO 135 Mの使い方と写真7

軽く押すだけでシャッター切れるのはいいんだけど
じゃきぃぃいっっっっ!とすごい音が出ます(フィルムを巻き上げる音)。
うるさくしてはいけない場面でこのカメラはムリ。

しかしそんな難点もふっとぶ写りですよ!

3:LOMO 135Mで撮った写真、オススメ使用法

なんといっても一番のオススメは、マシン!
LOMO 135 Mの使い方と写真作例1
建築物とか!
LOMO 135 Mの使い方と写真作例2
くっきりパキっと撮る紅葉もいいよーーー!
LOMO 135 Mの使い方と写真作例3
カラフルな場面も!
LOMO 135 Mの使い方と写真作例4
トイカメラなんて言うには失礼じゃないか!
…と思うけど、意図しないコマかぶりも多かったりするのねー。
そこがおもしろくもあるんだけど。

ずっしり重いボディに、豪快きわまりない巻き上げ音。
バイク好き車好きメカ好き建築好きさんは、これで自慢撮りなど!
LOMO 135Mで撮った写真をもっと見るなら→コチラ。

4:フィルムの巻き戻し方

撮り終わったら、フィルムを巻き戻します。

まだそんなに枚数撮ってないのに、
巻き上げダイヤルがどうしても動かないよ!!!
そんな時も
ムリヤリ巻き上げてフィルムをちぎらないうちに
巻き戻してしまえば、今まで撮った分は救われます。

巻き戻すにはまず、
カメラ底の小さなダイヤルをゆるめます。
LOMO 135 Mの使い方と写真8
ゆるまると、巻き上げと同じ豪快なサウンドが響き渡ります。

そしてカメラ底の、巻き戻しレバーを引き上げて、
LOMO 135 Mの使い方と写真9
矢印の方向へくるくると回していきます。
だんだんレバーが重くなるし、うっかり手を離すと戻っちゃうけど慌てないで!
無理矢理にならないよう注意して、しっかり巻いていきますと
…あるところで軽くなる。
軽くなったら巻き戻し完了!

フィルムを入れた時と同じ手順で、カメラを開け
フィルムを取り出して現像・プリントに出しましょうーーー!

現像やプリントは、
写真屋さんはもちろん、ネット注文の現像ラボ、カメラ屋さんで受付てることもあるし
いわゆる家電量販店でもできちゃうぞ!(ついでにポイントもたまる場合も)

というわけで、今のうちにLOMO 135Mの使い方でしたー。
LOMO 135Mで撮った写真をもっと見るなら→コチラ。

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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