スーパーママチャリグランプリレポート

2011年初頭開催だけど
ママチャリグランプリ2010シリーズ最終戦
チーム対抗7時間耐久ママチャリ世界選手権
スーパーママチャリグランプリ(第4回 ママチャリ日本グランプリ)
の写メと絵を使っての参戦記。

前日15時にゲートオープンで、16時位に行ったら
すでに車の大行列。
車が多すぎてiPodを鳴らしていた
FMトランスミッターが混信しまくる。
AUX端子のないオーディオが憎い。

夜の富士山

駐車場に止めてちょっとしたらすぐに日没。
今回は到着が遅かったため、グランドスタンド裏の
駐車場に案内されたが、ここから荷物を運ぶ場合、
階段を降りる必要があるので大きい荷物は注意が必要。
ここでかなりの体力を消耗する。
駐車場とピットの往復に結構時間がかかるので、
キックボードや小さい自転車なんかがあると便利。
ただし徐行運転で!

日本酒

一通り準備が終わったら酒盛り開始である。
ちなみに当然ながら飲酒運転は禁止されているので、
出場する人が飲めるのは前日のこの時間だけ。

車中泊寝袋

酒盛りが終わったら、寝る。
参考までに、この日の車内温度は
22時の時点で6度、朝の時点で-3度
それでも去年より暖かいと思った。

真冬用の寝袋がない人は布団一式と
窓に貼付けるマットが必須。

ラジオ体操

当日朝、まずはラジオ体操。
上の絵はギャグでも何でもなく、1400チーム×10人、
14000人が一斉に体操すれば、こうなる。
この後はあっとういう間にゲートオープンして
スタートまでものすごく目まぐるしいので、
この時はしっかり体操して体をほぐすのがお勧め。
ご飯も体操前に食べておかないと流れに乗り遅れる。

ママチャリグランプリスタート

午前8時、レーススタート!
10分前、5分前、3分前とカウントダウンが進むと、
すごい勢いで全体のテンションが上がって行く。
しかしその時になる音はエンジン音ではなく

「チリンチリンチリ
  チリチリキーンパフパフ
      パラリラパラリラ
        チリチリーン!」

である。

で、このコース、ママチャリ的に一言で表すなら、

前半下って、後半登る。

これに尽きる。
コース取り?突っ込み?立ち上がり?
そんな事はどうでもいい。

コース図
(クリックで拡大)

2と3の間で少し登りがあるが、その後下りがあるからそこはまだいい。
問題は3から後だ。

富士スピードウェイ高低差

高低差35m。
これがどのくらいのものか、いまいち数字だと分かりづらい。

結構長めのはしご車
のはしごが35m。
この高さを登ると思えばいい。
このコース後半の部分は丁度富士山がきれいに見える
すごくベストポジションなのだが、そんな事はどうでもよく、
ただひたすら目の前の坂に向かって
ペダルを踏みつける事に専念する。

足をつきたい衝動に駆られまくりながらも、
運動不足を認めたくないが為の根性を燃やして
坂を登る。個人的な攻略法は、延々続く坂を見ると
心が折れそうになるので、先を見ないでこぐ。
本当は何も見たくないが、他の自転車にぶつかるので、
目の前数メートルだけを見る。

最初の2、3時間は、救急車の出動がかなり頻発していた。
時速3,40km/h、場合によっては60km近く出るみたいなので、
そこで転けると場合によっては大ケガも普通にありえる。
ましてやハイスピード等想定もされていないママチャリだ。
何よりも転倒しない事が重要。縁石キケン。
服装も、怖いと思う人は膝&肘プロテクター、丈夫な手袋位は
あった方が安心。

親子ライダー出発

親子の場合は、親が伴走して2台で走れる。
そして子供が想像以上に速くて親が置いて行かれる事も割とある。
その際、親の威厳を気にしてはいけない。
相手は毎日スイッチが切れる直前まで
走り続けられる生き物なのだから。

バーベキュー会場

そしてふとピット裏に出てみるとそこはバーベキュー会場。
余りの違和感のなさに一瞬ここはただのお祭り会場なのではないかと思う。
が、一応言っておくがここはF1が走るサーキットだ。
そして皆がバーベキューしているのはトランポや
モーターホームが停まる駐車場だ。
なにかがおかしい気がするが気のせいだ。きっと。

バタンキュー

ピットに戻ってみるとバタンキューである。
当日は5時起きぐらいなので、眠い人は眠い。
ましてやこの子午線ライダーさんは兵庫県明石市から
やって来たはいいが間違えて一日早く来てしまった人なのだ。
その一日をどう過ごしたか、今になって気にならない事もないが、
男には人に言えない事もあるに違いない。
多分これは言えない事ではないと思うが。

ゴール

とかなんとかやっているとあっという間にゴール。
7時間て長く思えるが、実際には分単位で常に動いているので
あっという間に終わる。
ちなみに最終ライダーは、
終了15分前にピットへの入り口が閉じられる上に、
7時間経過してフィニッシュラインを越えると
さらに追加でウィニングランをしなければいけないので
タイミングを間違えるとえらく沢山走る羽目になる。
それはそれでネタ的においしいのでありっちゃあり。

レース後のピットレーン

レースが終わると今度は駐車場から外に出る大渋滞が起きるので、
皆我先にと片付けをして帰ろうとする。
あっという間にピットも駐車場も一気に人がいなくなる。

帰りに下道を走って帰ったら、峠道でえらくハイペースで
走る車ばっかりに挟まって、車内の荷物を左右に滑らせながら
帰って来たりするのだけど、それはまた別の話。

今回は1月前からあわててやった朝イチチャリコギ
(起きてすぐ4.5km程全力疾走)が割と効いた気がする。
折角だから終わってからも続けようと思いきや、
帰った次の日から風邪をひいてあっけなく
中断してしまったりするのであった。

次はバイクでも走りたいね。サーキット。

富士スピードウェイ

富士スピードウェイ

価格:2,520円(税込、送料別)

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください