本日の効果音『パワーアップ』

単音で奏でる一瞬の音も、意外と奥が深い。

→ この上に動画が表示されていない場合はYoutubeで視聴できます
この効果音はBOOTHで購入できます
パワーアップ! ファミコン系(効果音)Power Up! 8bit ( Sound Effect )

この手のレトロな効果音は、ファミコンやそれ以前の
「BGMと効果音を合わせて2,3音」というしょぼい音の時代だからこその音なのでした。
 ↑
こんな音源だから、効果音に割ける音なんて殆どが1音。
その一音でキャッチーな音を出そうとすると、早く音を動かすことが増えてくる。
で、その音の動かし方で効果のイメージを作るわけだ。

今回は「パワーアップ」がテーマなので、
それっぽい音を色々と試していたら気がついた。
それは、「短い効果音の中でコードを変えるとステキ」ということだった。

20100728pup.jpg

今回の音。
ぴろぴろ動かしつつも一瞬の間に「F→E♭→F」と変化するといい雰囲気。
メジャーでもマイナーでも、sus4でもdimとか、ちょっとひねくっても、
ワンコードだとどうも面白くなかった。
どうやら和音を変えるから生まれるインパクトであるらしい。

ちなみ初代スーパーマリオのキノコの音も試しにコピーしてみたけど、
あの発想はすごいわ。キノコ取る間にコードが3つ入ってた。
録音して1/3ぐらいのスピードで再生するとよくわかるので、
興味のある方はチャレンジしてみるべし。


作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください