街の環境音 静かな夜に秋の気配(フィールドレコーディングの憂鬱)Quiet Late Summer Night Recording Sound Effect

通りすがりの人A「(不審者を見る目)」


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街の環境音 静かな夜に秋の気配(録音 効果音)Quiet Late Summer Night Recording Sound Effect
(48kHz 24bit)

20140825night2
最近の録音ものは大抵iZotope RX3で雑音処理&余分な所をカットしてから
音質調整という流れになっています。
なんといってもスペクトルが視覚的に見れるのが
超便利です。
例えばこの画像だと、前半は飛行機が通っていて
低域にゴーっという持続音が入っています。
所々黄色が強くなっている所は車が通る所。
最後の濃い黄色は電車です。
途中でピっと立て筋が入っている所は
たしか誰かが紙パックを踏んづけた様な
「パン!」という音が入っていたはず。

という様にですね、イレギュラーや雑音が
視覚的に把握できる。
これはとても作業効率が上がります。
特に一瞬の雑音なんかはこれが見れないと
ひたすら聞いて探す事になるので大違いです。

20140825night
この素材は無編集でいけそうな部分で3分近くあったので
これといった編集はしていません。
環境音系の場合は、ノイズ除去をやればやるほど
空気感も消えて行くので基本的にはしません。
最終段でボワボワしたローだけ削ってやります。

環境音の録音は、当然レコーダーをスタンドを持って
外に行くわけですが、例えばこの録音の場合、
時間は夜の8時位です。

そして、静かで虫が適当に泣いていて雑音が少ない、
そんな場所を探していたら田んぼのそばに来ました。
辺りは真っ暗です。
レコーダーのスイッチを入れ、赤く光るランプ。
音の流れの邪魔をしない程度の距離まで離れて
じっと待ちます。

…虫に刺されようが何をされようが、
物音をたてた時点で録音は失敗です。

そんな試練にも耐え、じっとしている所に、
犬の散歩が通ります。
それ自体はよくある事ですから、数十秒分
カットが入ってしまう事はしょうがありません。

飼い主「(不審者を見る目)」

これです。
とはいえ三脚と得体の知れない機械を持って
気配を消している人が怪しくないわけがありません。

というわけで心が折れて帰りました。

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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