Diana miniの使い方と写真

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カメラ売り場のフィルムコーナーが、最近どんどん小さくなってないか!
フィルム自体は無くならなくとも
フツーの値段でフツーに手に入ってフツーに現像できる
今のうちにガンガン撮ろうぜ!

 1:フィルムの入れ方
 2:お天気マーク・距離・フォーマットの合わせ方、シャッターの切り方
 3:Diana miniで撮った写真、オススメ使用法
 4:フィルムの巻き戻し方
  (↑クリックでそれぞれの項目へジャンプできます)

ちなみに、この記事の画像は作例以外すべてNikon P300の写真です。

文庫本のタイトルが隠れる程度のミニサイズ。
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1:フィルムの入れ方

カメラ底にある、ロックスイッチをオープンの方へ回します。
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カメラの前半分と後ろ半分をスライドさせて、後ろ半分を外します。
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圧板(フィルムを押さえるための板)を開きます。
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フィルムを入れる向きは写真の通り。

左側のくぼみへセットします。

ちょっとだけフィルムを引っ張り出して、
フィルムの穴が、ツメに引っかかる状態になるようにしながら…
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フィルムの先端を、右側のくぼみの軸へ置きます。
(軸=スプールに差し込み口のあるカメラもありますが、Diana miniにはありません)
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右側のツメにも、フィルムの穴が引っかかってるように置きます。

圧板を閉じます。ただ閉じるだけで押したりしなくてOK
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カメラの後ろ半分を、カメラ横のミゾを合わせて合体。
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カメラ裏のロックスイッチを、オープンからロックへ戻すのもお忘れなく。
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閉めたとはいえ、変なスキマができてないかチェック!
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もしスキマがあったら、もう一度開けてフィルムを入れ直します。
引っ張り出してない部分は感光しないのでまだ大丈夫。

さっそく撮影!…の前に!

2:感度・絞り・お天気マーク・距離の合わせ方、シャッターの切り方

フォーマット=真四角orハーフ

ハーフフォーマットで撮るなら、左の24×17へ
真四角フォーマットで撮るなら、右の24×24へ
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ハーフの方が枚数2倍撮れますが、サイズは半分。

N-B=シャッタースピードノーマル/バルブ

ふつうにシャッターを切るなら、N(1/60)
長時間露光するなら、B
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Bになってると、シャッター押しっぱなしの間中、まばたきしないで目を開けっ放しの状態。

お天気マーク=絞り

晴れた日くらい明るいところで撮るなら、晴れマーク(F/11)
曇りのちょっと薄暗さで撮るなら、曇りマーク(F/8)
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要するに、猫の黒目が
明るいところで細くなる・暗いところで大きくなるのと同じで
晴れマークより曇りマークの時の方が、絞りをより開けている状態。

距離

レンズ周りの黒い輪っか部分をまわして、三角印を
撮りたいものまでどれくらいの距離があるか、目測または勘で合わせます。
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撮りたいものへ向かって、脳内で自分をバターンと倒してみて
自分の身長いくつぶんかで結構測れちゃったりします。あとは慣れ。

さあ!いよいよシャッターを切るところ

巻き上げ

カメラ上部のダイヤルを矢印の方向へ、止まるまで回します。
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回さなくてもシャッターは切れますが、二重写りになってしまいます。
中途半端なところで止めてもシャッターは切れますが、写真のコマ同士が重なります。

シャッター

レンズ横のレバーを、がしょんと感触があるまで下げればシャッター切れてます。
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ただし、このレバー系シャッターはとてもブレやすい!
レバーを押し込む勢いでカメラ本体も動いちゃうので
とにかくしっかり構える!
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または、
別アイテム 三脚 (カメラ底のネジ穴っぽいところにつけられます)
別アイテム ケーブルレリーズ (シャッターレバー下の方にあるネジ穴っぽい所につけられます)
などを使用することで、ブレを防ぐこともできます。

3:Diana miniで撮った写真、オススメ使用法

やっぱりトイカメラですから!ちょっとワクワクした時にシャッター切るのが一番!
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(film : KONICA MINOLTA CENTURIA SUPER 100)
ブレずにしっかり撮れれば、このように。

かと思えば、ドリーミーにもやっとした雰囲気にも。
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(film : KONICA MINOLTA CENTURIA SUPER 100)
これは多重露光(二重写り)ではなく、車の窓に映った空がそのまま撮れたもの。

カメラをきっちり固定して、B(バルブ)で長時間露光すれば
鍾乳洞の中さえもいけるよ!!!
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(film : FUJIFILM NATURA 1600)

そしてもういっちょ、走ってる車の助手席から
ダッシュボードにカメラを置いて、目の前の景色をフロントガラス越しに。
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もちろんこれも長時間露光。夕暮れあたりのトンネル内。
(film : KONICA MINOLTA CENTURIA SUPER 100)

上記4枚の写真では鍾乳洞以外、ISO100フィルム使用だけど
ISO200とか400の方が、たぶんハズレ写真が少なく撮れる気がする。
(と、使ってみて思った)

4:フィルムの巻き戻し方

撮り終わったら、フィルムを巻き戻します。

まだそんなに枚数撮ってないのに、
巻き上げダイヤルがどうしても動かないよ!!!
そんな時も
ムリヤリ巻き上げてフィルムをちぎらないうちに
巻き戻してしまえば、今まで撮った分は救われます。

まずは、カメラ底のちいさなポッチを押します。
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押したら押されっぱなしになります。
※撮影中にうっかり押さないようにしましょう※

おなじくカメラ底の部分、レバーを起こして矢印のとおりに回します。
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カラン!と何か外れたというか軽くなった感触があったら、
そこから念のためもう5回くらい回して…

フィルムを入れたときと同じように、ロックスイッチをオープンへ。
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圧板を開いて、
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フィルムを取り出します。
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現像やプリントは、
写真屋さんはもちろん、ネット注文の現像ラボ、カメラ屋さんで受付てることもあるし
いわゆる家電量販店でもできちゃうぞ!(ついでにポイントもたまる場合も)

というわけで、今のうちにDiana miniの使い方でしたー。
Diana miniで撮った写真をもっと見るなら→コチラ。

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

3件のコメント

  1. 初めまして。
    先日 Diana miniを購入したのですが、現像、プリント、スキャニングは、どちらのお店にお願いしましたか?

    近くのお店でハーフサイズの物を2コマ1枚にプリントしたいとお願いしたところ対応出来ないとの事でした。

    当方カメラ初心者の為、初歩的な質問でしたら申し訳ありませんが教えてもらえたら助かります。

  2. トマトさんコメントありがとうございます!
    私はDiana miniに限らず、フィルムを「現像のみ」で出して、現像されたフィルムを自宅でフィルムスキャナーでパソコンに取り込み、プリンタで印刷していました。

    手軽に2コマ1枚のプリントにしてもらいたいのであれば、「ハーフカメラ プリント」などのキーワードでネット検索すれば、ハーフサイズやトイカメラ写真に対応したお店がいくつか出てきますので、調べてみてください。

    お店によって、プリントの色合いの雰囲気がかなり違うこともあるので、作例画像など見てからお店を選ぶといいと思います。

    フィルムの現像代・プリント代けっこうかかりますが、デジカメにはない味わいぜひ楽しんでください!

  3. ピンバック: lomography diana mini | 7469

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