巨石を引きずる・押して動かす(効果音ミニ解説)Move the Stone Sound Effect

初代バイオハザードの石像を思い出す音です。


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巨石を引きずる・押して動かす(効果音)Move the Stone Sound Effect
(48kHz 24bit)

でっかい石像をうんせうんせと引きずる音を目指します。

20141015massive
音源はMASSIVEで、発音するのはノイズオシレーターのみ、
波形はホワイトノイズです、が、Colorというのを
絞りきっていると、再生速度が遅く
ザラザラと荒いノイズになります。
ローパスフィルターでビットが落ちた系の
荒さを隠しつつ、ノイズ波形のLFOで
音量をモジュレーションします。

もともとノイズなのに、それをさらにノイズで
モジュレーションて意味不明と思うかもしれませんが、
LFOとはその名の通り、Low Frequency Oscillator、
低周波数発振回路でつまり通常の発振よりも
すごく発振が遅いんです。

ノイズというと画像の通り、ランダムにレベルが変化する
音源なのですが、この変化というのはものすごーーーーく
速いのです。そこのおそーい音量変化をかけてあげると
「ザザッッザザザッザッザザザッ」
みたいな感じで断片的なノイズに出来るわけです。

しかしこの時点での音はまだ「ゴロゴロゴロゴロ…」と
ずいぶん低い音で地鳴りの様なので、ここで
一発思い切った音質変化をして頂く必要があります。

20141015trash2
そこでみんな大好きTRASH2です。
今回使うのはピンポイントでConvolveセクションの
Aluminum Dustというやつです。
名前から察するに金属っぽいテイストに
変化させるものだと思うのですが、
ものによっては石になるようです。
さじ加減次第って感じですかね。

これで低すぎる音の重心の真ん中辺りがスカっと抜けて
いい感じに石像を引きずる事が出来ました!

Massiveだけの状態も、
まっさらなノイズにTrash2をかけただけの状態、
どちらも最終形とはだいぶ違うイメージなのですが、
その二つを組み合わせる発想がポイントな音でした。

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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