Moog SlimPhattyのツマミ修理

IMG_20170628_143438

ピンボケしていますが、我が家唯一のアナログシンセ、
Moog SlimPhattyです。
これはラックマウントして使っていたのですが、
ラックの上にクリップ式の扇風機をつけてまして、
先日そのクリップがいつの間に折れたらしくてですね…

IMG_20170628_143452

どうも、このツマミに直撃したみたいなんですよ。
わかりにくいのでツマミを抜いてみましょう。

IMG_20170628_143516

ぐにゃり。
曲がっているだけならまだしも、
電源を入れて回してみると数値がうまく変化しない。
壊れたー!

というわけで、一度開けてみて修理できるならする、
交換が必要なら交換にチャレンジしましょう。

IMG_20170628_144457

フォンジャックのところにはワッシャーが入っているので
元に戻すときには忘れずに。

 

IMG_20170628_144518
しかしこれは…すごいな

IMG_20170628_144535

この中を音声信号そのものが大きくなったり変調したり
しながら音の出口に向かっていくんだもんなぁ。

IMG_20170628_144624

コネクタや外すネジなんかは写真に収めておくと
元に戻すときに悩まなくてすみます。
ネジは長さに気をつけましょう。このシンセは迷うところなかったけど。

IMG_20170628_144938

メインらしきボードから電源部にしっかりしたアースが。
作業時邪魔なので外しておきます。

IMG_20170628_150154

このクリップみたいなスペーサーが抜けずに難儀しましたが、
矢印のあたりをラジオペンチで握ってグリグリ回すと外せました。

IMG_20170628_150821

さてさてたどり着きまして、左側の銀色のやつがそれです。
スイッチのシートを取るとそこには…

IMG_20170628_150843

なんと半分に割れたロータリーエンコーダーが。

IMG_20170628_150959

ぐにゃーっと曲がってますが、つまむ方は曲がっているものの
土台側の軸は曲がっていないらしく回せました。
これ、曲がっているのさえ我慢すれば機能部は回復できるかも。

IMG_20170628_151927

外れてた部分をはめて、ツメを開いて固定。
んで、元に戻してみたところ、


無事動作しましたとさ。

まあ曲がっているので見た目はちとアレですが、
機能的には元どおりでほっと一安心であります。
いつかはMinimoog Voyagerを…とか言っている間に
生産終了してしまいましたなぁ…。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Moog MINIMOOG VOYAGER ELECTRIC BLUE【送料無料】
価格:475200円(税込、送料無料) (2017/7/30時点)

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください