Hantek 6022BEという激安オシロスコープを買った

「オシロスコープって…いつ使うの?テスターじゃダメなの?」
そう思っていた時期が私にもありました。

Oscilloscope_2
というわけでUSB接続タイプのオシロスコープを買いました。
なぜUSBタイプにしたかというとそっちの方が中身の割に安かったから。

で、なぜ買ったかというと、MIDI信号を伝える回路を
色々と作ってみていると、使うフォトカプラによっては
うまくいかないことがあって、なぜうまくいかないのかが
わからない、電気の中身がわからない。
オシロスコープがあればきっとわかるにちがいない!

と、買う意思を決めたものの、
どんなやつを買えばいいのかもわからない。
高い方が高精度に測れるのはわかっている。
ただ右も左もわからない中、高いお金も出せない。

そして今知りたいのは31.25kbpsという信号としては
かなり遅いスピードのもので、とりあえず安物でも
それなりにちゃんとわかるのではないか。

スタンドアロン(単体で動くやつ)のものは
簡易型のものは数千円から、
なんとなく形がきちんとしているものは
3万チョイくらいからある。
数千円のものは液晶が小さく、
電子工作キットの延長線上みたいな感じで
使い勝手が一般的なものとは随分違うっぽい。
じゃあPCにつないで操作と画面はPCにやらせるタイプが
いいんじゃないか?

Oscilloscope_6
と、考えて買ったのがHantek 6022BE(→メーカーサイト)という機種。
オシロスコープとしては最廉価価格帯。

測定可能範囲の指標となる帯域幅とやらは
おそらく最低ラインの20MHz。

Oscilloscope_5
中身。プローブ2本とUSBケーブル、CD-ROM(なんと8cmシングルサイズ)
検査合格証(ただし記名は無し)と本体。
ソフトは全部Hantekのサイトから直接ダウンロードしたので
CDが読めなくても特に問題は無し。
OS対応表にはWindows7までしか表記がなかったけど
bootcampのWindows10でも普通に使えた。

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Oscilloscope_8
インターフェースはこれだけ。とてもシンプル。
USBXIというのは他の機種とリンクするための端子らしい。

Oscilloscope_4
とりあえずテスト信号1KHzの矩形波でプローブの調整。
若干ザラザラしているもののちゃんと表示された。

Oscilloscope_1
そして本来の目的のMIDI信号を見てみる。
これはUM-ONEからCC1を65で送信したもの。
あれ、Lが上にある…接続を間違えたかと疑ったが
MIDIは負論理らしい。
Hが1.3V位でLが4.6V位。
なんかこう0Vと5Vとかを想像していたので
こんな半端な値で伝わっていたのか…とか思ったり。

こいつによってより色々作るのがはかどる…といいなぁ!

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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