XA2、L版プリントとネガスキャンを対決させてみる。

XA2やKLASSEが新しくnecobitのカメラに加わって、
ネガスキャンというものを一度見直してみた。

necobitが使っているのは、Canon MP980という
いわゆるフィルムスキャンができる複合プリンターというやつだ。
これといってフィルムスキャンに特化しているわけではないので、

現像
 ↓
家で低解像度でフィルムスキャンしてプリントするものを決める
 ↓
プリント

という使い方をしていたのだけれども、
このスキャナの性能をしっかり使ったら
どんなものが出来上がるだろうと思って、
色々調べて試してみたら、こんな結果に。

上がL版プリント、下がネガスキャンを補正したもの
 

20101007nega_03.jpg
 
ねこびたまが暗く隠れているのをプリントしたものに比べて少し明るくした。



 
影になっているところが見えるように調整。
 


 
ねこたちの顔が影で暗くなっているのを見えるところまで明るく補正。

どうだろう?
逆光だったり、極端に明るさが違う場所があったりする場合に
ネガの場合結構補正範囲が広いので、
自分好みに調整できるというのがとても便利。
この場合、取り込み時にjpgではなく、非圧縮のTIFFやBMPか、
画像編集ソフトから直接取り込むと補正時の劣化が少なくなる、
と思う。多分。
自動色補正は当然オフにして、
48ビットモードというなんだかすごそうなモードで取り込んだ。
容量もjpgと比べると結構すごかった。

後は、当然L版と比べて解像度が高く取り込めるので、
トリミングなんかしたい時はネガからやったらいいかも。

ただし、色の調整はとても難しいので、
迷った場合はプリントして基準となる色を見てから
調整したほうがいいかも…と思った。

補正が過ぎるとえらく不自然な色合いになったりするので、
その辺の調整はプリントしてもらったやつはよくできてる。

逆に暗部が黒くつぶれたり、明るいところが白飛びしている写真は
ネガを取り込んで補正するといい感じにできたりする、こともある。

しばらく色々試してみることにしよう。

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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