ピアノの調律をしてもらった。

前回の調律をしてから1年以上たっているnecobitのピアノ

低音→ゴィーン ( ̄□ ̄;)
中音→モィーン ((((-(-(-(-(-。 -)-)-)-)-))))
高音→カキーン ◯⌒☆\_(–* ) カキーン!!

その他、なんか鍵盤の下がビリビリ共鳴しまくる。
サイレントユニットからもビビリ。
等等、ちょっと我慢できなくなってきたので、その辺りの診断もかねて
前回お願いしたのと同じ人に調律をお願いする事にした。

午後2時スタート。
午後7時半終了。

「いや〜、2時間ぐらいで終わると思ってたんですけどね〜(⌒▽⌒;)アハハ」

通常こういうメンテナンス的な調律の場合はその位の時間でできるらしいのだけど、
なんでも全体の音が下がってしまっているらしく、そうすると基準となる音作りから
もう一度やらなくてはいけないそうで、それで時間がかかってしまったそうな。
(この辺は話が完全には理解できなかったので誤解もあるかもしれない。)
なんで音がそこまで変化してしまったかは、おそらく以前の環境が
湿度が多くて割と厳しい補完状況で、そこから今の部屋にやってきて
湿度温度の環境が大きく変わったことにあわせてピアノがまだ
変化し続けていた(いる?)のではないか、とのこと。

途中で一度軽く触らせてもらって、
倍音同士が多少おかしくても、ノリノリで弾ければいいので、不協の部分を
完全に押さえ込んでおとなしくしちゃわなくてもいいとか、
さらさらっと弾いてこの辺りのつながりをもうちょいスムーズにしてとか、
色々と我がままをお願いしてしまったが、きっちりとその辺りも対応してくれた。

今回は調整を3回重ねてやっているので、
前回より遥かに音がおかしくはなりづらいはず、ということだけど、
3回…ってのはつまり緩めて締めて、調律して、というのを3回やったという事だろうか。
だとしたらそりゃ時間かかるわ。

ビビってる部分もこのビビリはここのこれが震えてるんでこうしときました、
こっちはここが振動するのでちょっと止めておきました。
天板の蝶番が共鳴しやすいんですが、締めすぎるとすぐバカになっちゃうんで
自分でやる時は気をつけて下さい
とか、
色々ときめ細やかに解説して頂いた。

しかも料金はメンテナンスだから…、ということで通常の2時間の時と同じ値段(多分)。

終わったのが既に8時前だったので今日は弾けなかったけど、
ちょろっと触ったところ「おおっ!w(゚o゚)w」という感じで期待できそうだった。
ごいーん、もぃーん、かきーん!が果たしてどう調教されているのか、楽しみだ。

ピアノを弾かない人はちょっと想像しづらいかもしれないけど、
調律というのは音の高さを合わせるって事だけじゃなくて、
どちらかというと倍音の調整をする事の方が遥かに大きい内容、だと思う。多分。
この倍音というやつも単音の倍音だけじゃなくて、和音の倍音はこれまた
とんでもなく複雑な倍音になるので、そのあたりもプロは考えているものらしい。

さらに、大抵の場合は調律後しばらく引込むと音が落ち着いてくるので、
そこまで考えて調律するそうな。

はー、なんつーか、やっぱり魔法使いだわこの人達。

20100408piano.jpg

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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