機材レビュー -XV-5080-

久々になるレビューは、Roland XV-5080。

少し前の音源で、今だとFANTOM-XRの位置づけかな。
よくも悪くもローランドの音。オケによくなじみやすい反面、
主張はややひかえめというか。
内蔵でも一通りの音は網羅しているけど、SRXシリーズの
拡張ボード(エクスパンションボード)でお好みのサウンドを追加できる。

今は「SRX-04 Symphonique Strings」をさしている。
丁度リアルさを感じさせつつもオケに馴染みやすいので、
結構重宝している。
この記事用にボードを調べてたらSRX-09のWorld Collection
ちょっと欲しくなってきた。
もちろん、この手のやつも、今はソフトシンセでリアルなのが
いくらでもあるんだけど。

ハードウェアのマルチ音源のいい所って言うのは、
音に関する操作を全て同じやり方でできるという事と、
それぞれの音が同じベクトルにあるという事ではないかと思う。
ちと文章にするのが難しいんだけど、例えばベロシティの反応の仕方。
当然音色によって違うけど、そこには一つの法則がある(気がする)。

個々の音のリアルさではソフトシンセの方が遥かに上にいきつつあるけど、
音を探すとき、狙った音色に近づけていくのはハード音源の方が
個人的にはやりやすく感じる。

ちなみにFANTOMのラックと一番違うのは、音よりも、
本体内蔵のディスプレイが大きくてみやすい。という事だと思う。
FANTOMはPCからリモートコントロールをしないとかなり
操作というか視認性が悪そうだけど、XV-5080は本体だけで
エディットするのにストレスは感じない。

ねこのうたのオルゴールバージョンもXVのMusic Bellsをもとに
音をマイルドな方向にもっていって作った。
雪チョイ。
こういう音はマルチ音源ならでは。かな?

ソフトシンセを使っていたけど、
パソコンの処理が追っ付かない!これ以上音数増やせないよー!
(ソフトシンセのストレスはそこに尽きる。)
と、なった時の駆け込み寺としても使える。
そして、それがそのまま完パケまで採用されてしまう事もよくある(笑)

総括としては、
「色んな人とつきあってきたけど、なんとなく
 あいたくなって戻ってきちゃうのよねー。」
的存在。。。。。か?

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作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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