# vs ♭(シャープ対フラット)

楽譜が読める人は一度は見たことであろう、
#(シャープ)と♭(フラット)。
今日はこの二つのどっちがかっこいいか、
について語ってみよう。

「Gメジャーの響きが好き」
「いやいや、C#マイナーでしょう」

そんなことはどうでもいいのだ。

そんな談義ではなく、明確な「カッコよさ」を考えよう。

まずは、
ドレミファソラシドの色々な読み方

ド レ ミ ファ ソ ラ シ(イタリア)
C D E F G A B(アメリカ)
ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ(日本)
C D Ee F G A H ツェー デー エー エフ ゲー アー ハー(ドイツ)
Ut Re Mi Fa Sol La Si ユット レ ミ ファ ソ ラ シ(フランス)

ちなみに上の3つ以外は今調べたものだ。
特にフランスは知らなかった。ユット。かわいい。
そしてドレミがイタリア語ということも知らなかった。<え

日本では一般的にドレミが使われるけど、
ピアノのレッスンなんかでは「ハ長調」とか
ハニホヘで言うよね。
ハ長調=Cメジャー
とか、日本は3カ国が混じっててよく考えるとややこしい。

ちなみに、「ハニホヘトイロ」、つまりいろはうたなわけだけど、
なぜ「イロハニホヘト」じゃなくて「ハニホヘトイロ」なのか。
その鍵は「基準音」にある。
ちょっと音楽をかじったことがある人は
「チューニングは440で」とか聞いたことがあるかと思う。
あるかもしれない。あって。

この言葉の意味は「A(ラ)の音を440Hzであわせましょう」
ということなのだ。
この基準は1834年に決められたものらしく、
それ以来、基準の音は「ラ」なのである。

ラ シ ド レ ミ ファ ソ(イタリア)
A B C D E F G(アメリカ)
イ ロ ハ ニ ホ ヘ ト (日本)

ということ。

ちなみにこの情報はたった今ネットで調べたので、
特にnecobitが博識なわけでも雑学王なわけでもない。

前置きがかなり長くなってしまったので、
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さて、話を戻して「かっこよさ」

ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ(日本)

これにシャープをつけて長調にしてみる。
シャープのつく順番は「ファドソレラミシ」
なので、
ファにシャープだと「ト長調(Gメジャー)」
次、ファとドにシャープだと「ニ長調(Dメジャー)」
そんな感じで全部を並べていくと

「ト ニ イ ホ ロ 嬰ヘ 嬰ハ」の順である。

嬰(えい)は「シャープ」の事。
「嬰ハ」はC#ってことですな。ああややこしい。
で、「嬰」をなくすと、
「トニイホロヘハ」
この響きをよく覚えておいて欲しい。

同じようにフラットのつく順番は「シミラレソドファ」
である。よくみるとシャープと全く逆順なのだけども、
そんなことはどうでもよい。

で、同じようにシにフラットがつくと「ヘ長調」
シとミだと「ロ長調」
全部を並べてみると。。。。。

「ヘ 変ロ 変ホ 変イ 変ニ 変ト 変ハ」である。
「変(へん)」はフラットの事。
変ロはBフラットの事ね。

で、「変」を取る。
「ヘロホイニトハ」

なんだこの脱力感は。
「ヘロホイ」て。
ネーミングでボツになったドラクエの魔法ですか。

シャープの攻撃!
20070624tonii.JPG
「トニイホロヘハ!」

フラットの攻撃
20070624herohoi.JPG
「ヘロホイニトハあぁぁ~。」

というわけで、極めて一方的な見方により、
シャープの勝ちとする。

この不思議な記号たち。
まだまだ雑学要素満載だけど、
あまりに長くなったのでウンチクはまたの機会に(笑)

作成者: necobit(ねこびっと)

音楽と電子工作でMIDI寄りものづくりをするユニット。MIDI制御基板の開発・販売、製品作例として自動演奏化楽器の展示・音とメカのパフォーマンスを行なっています。

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